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ミルモくんの健康情報~心筋梗塞と脳梗塞について~

心筋梗塞と脳梗塞

心筋梗塞とは、心臓の筋肉(心筋)に血流を送る冠動脈が詰まり血流が途絶え、心筋が酸素不足になる状態を言い、脳梗塞とは、脳に酸素や栄養を送る動脈が詰まり、神経細胞が死滅して様々な症状を来す状態を言います。

症状について

共通した症状は突然現れる事が多いのですが、心筋梗塞は吐き気や冷や汗を伴う強い胸の痛みや圧迫感が特徴で、放置すれば心筋の細胞が壊死して死に至る可能性もあり、詰まる冠動脈の部位によっては突然死に至ることもあります。
脳梗塞では、顔のゆがみや表情の崩れ、ろれつが回らない、言葉が出てこない、片方の腕や足が動きづらいなどの初期症状があり、放置すれば永久的なマヒや感覚障害など生活に支障を来す後遺症を残す事もあり、最悪の場合には生命に関わる事態にもなりえます。

原因について

両者の原因は生活習慣に起因しており、食生活の欧米化や運動不足による高血圧・糖尿病・脂質異常症、喫煙、大量の飲酒、ストレスなどのリスクファクターにより、動脈硬化を引き起こす事だと言われています。

予防について

予防としては、心筋梗塞も脳梗塞も、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣に起因するものや、喫煙習慣などが積み重なることで発症すると考えられるため、食事や運動などの生活習慣の改善や禁煙などが大事になります。
また、定期的な数分間の胸の痛みがある場合(心筋梗塞の前段階の狭心症を疑う)や、脳梗塞を疑う初期症状を自覚した場合は、病院ですぐに検査を受けましょう。
さらに、定期的な健康診断を受診することで、高血圧などの生活習慣病の早期発見に努めましょう。

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。

(資料提供:JA熊本厚生連)

健康情報

ミルモくんの健康情報~乳がんについて~

『マンモグラフィ検査』と『エコー(超音波)検査』

厚生労働省がん疾病対策課の指針では、「乳がん検診については40歳以上の女性は2年に1回のマンモグラフィ検査を推奨する」となっています。
一方、若年者などの乳腺密度の高い女性では、マンモグラフィのみでは乳がんを発見しづらいケースもあり、エコー検査の追加によって、より正確な検査ができます。
乳がん検診の受診方法の例として、20~30歳代ではエコー検査。40歳以上ではマンモグラフィとエコーの併用または一年おきの交互受診、と検査方法を上手に組み合わせて受診することが望ましいと考えられます。
『乳がんの自覚症状』
 ・乳房やわきの下にしこりがある。
 ・乳房にひきつれ、くぼみがある。
 ・乳頭の異常(湿疹・ただれ・分泌物)がある。
 ・乳房皮膚の異常(発疹・はれ・ただれ)がある。
  などの自覚症状があります。
初期の段階では、しこりもわからないほど小さく、痛みや体調不良などの自覚症状がない場合もありますので、症状が無くても定期的な検診が必要です。

 

『乳がんの罹患率』

国立がん研究センターによる最新のがん統計では、日本人女性の9人に1人が乳がんに罹患し、女性のがん罹患数(2018年データ)の1位となっており、70歳以下に限れば、女性のがん死亡数(2019年データ)の1位も乳がんです。

 

『最後に…』

乳がんは他のがんと比較して、早期に発見され適切な治療を行えば、良好な経過が期待できます。
( 5年相対生存率92.3%:地域がん登録によるがん生存率データより)
症状がない場合でも、1年に1回は乳がん検診を受け、何かおかしいと感じたら、次の検診まで待たずに医療機関を受診して下さい

 

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~膵臓の疾患について~

膵臓の働き

膵臓は、胃の裏側にあり、大きさは長さ約20センチ、幅が約3センチで、重さは80~120グラムと、消化器臓器の中では比較的小さな臓器です。
膵臓の機能としては消化液を分泌したり、インスリンなどのホルモンを分泌したりしますが膵臓の機能が低下すると、消化液の分泌不足により消化不良を起こしたり、インスリン分泌不足にて糖尿病を発症したりします。

膵臓の病気

➀急性膵炎 アルコール・胆石・高脂血症等によって急激に膵臓に炎症が生じる病気で上腹部痛や嘔吐、発熱などの症状があり、状態が悪化すると、意識障害やショック状態など重症化することもあります。
➁慢性膵炎 長期間に渡って膵臓の炎症が起こり、破壊された細胞が硬く(線維化)なってしまい、機能が低下する病気です。症状としては、腹部の痛み、背中の痛み、体重減少、下痢や栄養の吸収不足により、痩せていくにも関わらず、インスリン分泌低下によって、糖尿病を発症する場合もあります。
➂膵のう胞 液体が溜まっている袋状のもので、定期的に検査を受ける事が必要です。
➃膵臓がん 悪性度が高く、現代医療においても早期発見が非常に難しく進行も早い病気で、喫煙や肥満、糖尿病、慢性膵炎、遺伝によるものなど、様々な要因で発症すると言われていますが、原因不明の場合も多くあります。

膵臓がんの予防

➀禁煙・節酒 喫煙や多量飲酒は発症リスクを増加させ、特に喫煙は、吸わない人と比較して、リスクは2~4倍になります。
➁食生活改善 マグネシウム不足は糖尿病のリスクを高めます(糖尿病は膵臓がんの危険因子の1つです)。マグネシウムが豊富に含まれる食品:海藻類・豆類・種実類、野菜類・魚介類など。

 

膵臓の病気を始め、様々な生活習慣病を早期発見するためにも、定期的な健康診断や人間ドックを受けましょう。

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~子宮がんについて~

子宮がんには、子宮の入り口(子宮頸部)にできる『子宮頸がん』と、子宮の奥にある子宮体部にできる『子宮体がん』があります。

子宮頸がんとは

子宮頸がんの殆どは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因ですが、通常はヒトパピローマウイルスに感染しても、免疫の力でウイルスが排除されます。しかし、ウイルスが排除されずに感染状態が続くと、次第に細胞の一部が異形成となり、異形成となったごく一部が、数年をかけて子宮頸がんに進行すると考えられています。
子宮頸がんは、日本全国で1年間に約11,000人が罹患すると言われており、20歳代後半から増加して、40歳代でピークを迎え、その後横ばいになります。初期の子宮頸がんには自覚症状が無いことが多く、進行するにつれて不正出血などの自覚症状が現れるのが特徴であり、早期発見のためには『子宮頸がん検診』を受けることが最も重要となります。
子宮頸がん検診では、子宮頸部を専用のブラシでこすり細胞を採取して検査する『細胞診検査』が行われますが、子宮頸がん検診は住民健診や専門の医療機関で受けられますので、対象年齢の方は定期的な受診が必要です。

子宮体がんとは

子宮体がんの発生は女性ホルモンが深く関わっており、子宮内膜の増殖を促す「エストロゲン」の働きが過剰になると、子宮内膜が異常に増殖して子宮体がんが発生すると考えられています。子宮体がんは、出産経験が無い、肥満、月経不順がある方の発生リスクが高く、年代別の発生率は、更年期を迎える40代から増加し、50歳~60歳がピークとなります。
子宮体がんの自覚症状で一番多いのは不正出血で、月経期間外や閉経後に出血がある場合は注意が必要です。不正出血や月経不順は、ストレスや過度のダイエットなどでもおこりますが、子宮体がんや子宮頸がん、子宮筋腫等の病気が隠れている可能性がありますので、少しでも気になることがあれば早めに婦人科を受診し、早期発見につなげましょう。

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。

(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~食中毒予防~

突然の腹痛や下痢、嘔吐などの症状に襲われたことはありませんか?
そのような時に疑われるもののひとつが「食中毒」です。

食中毒の原因

食中毒を引き起こす主な原因は、「細菌」と「ウイルス」です。
「細菌」は温度や湿度などの条件がそろうと食べ物の中で増殖し、その食べ物を食べることにより食中毒を引き起こしますが、細菌性食中毒の代表的なものには夏場に多く発生する腸管出血性大腸菌やカンピロバクターなどがあります。
一方、「ウイルス」は細菌のように食べ物の中では増殖せず、食べ物を通じて体の中に入り、人の腸管内で増殖して食中毒を引き起こします。
ウイルス性食中毒の代表的なものには、冬場に多く発生するノロウイルスなどがあります。

食中毒を防ぐ3つのポイント

食中毒の中でも、夏場に発生しやすい細菌性食中毒を防ぐ3つのポイントを紹介します。

①付けない 手にはさまざまな雑菌が付着しているため、食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、調理前や調理中、食事前に手をよく洗いましょう。
②増やさない 細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、-15℃以下では増殖が停止するため、肉や魚などの新鮮食品やお惣菜などは、購入後できるだけ早く冷蔵庫で保管しましょう。
③やっつける ほとんどの細菌は過熱によって死滅するため、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安全です。
特に、肉料理は中心までよく加熱しましょう。
最後に、食中毒は飲食店だけでなく、家庭での食事でも発生します。家庭での食中毒を防ぐのは、食材を選び調理する皆さん自身となりますので、『3つのポイント』をおさえ、食中毒を予防しましょう。

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。

(資料提供:JA熊本厚生連)