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ミルモくんの健康情報~白内障について~

白内障とは

白内障とは、目の一部である水晶体が濁り、徐々に視力の低下や見え方に変化が起こる病気です。
初期症状は見え方に支障がほとんどないため、かなり進行した段階で発症に気づく場合が多いです。

白内障の原因

白内障は老化現象の1つと言われており、発症原因は『加齢』によるものがほとんどです。
また、自覚症状の有無にかかわらず、60代以上の多くの方に白内障が認められています。
ただし個人差があり、早ければ40代から発症する方、高齢になっても症状を感じない方もいます。
その他にも、糖尿病や他の病気により併発するもの、先天的なもの、薬の副作用、喫煙、紫外線等が原因となるものがあります。

もしかして白内障かも?

以下にお示しします内容で当てはまる症状がある方は、「白内障」の可能性があります。
・物や人が二重、三重にだぶって見える。
・前触れもなく視力が急に低下する。
・片目ずつで見ると、左右の見え方に差がある。
・暗い部屋や夜間での視界が悪い。
・眼鏡が合わなくなる。
・明るい場所や日差しの強い場所は、とてもまぶしく感じる。
・視界が全体的に白くかすんで見える。

白内障の治療法

1. 初期の白内障…点眼薬で進行を遅らせることができる場合もありますが、濁った水晶体をもとに戻すことはできません。したがって、定期的に眼科を受診する必要があります。
2. 進行した白内障…濁った水晶体を手術で取り除き、人工レンズを挿入する眼内レンズ挿入術が一般的に行われます。

重症化予防に向けて

白内障の最大の原因は『加齢』ですが、完全に予防することはできません。
また、進行すると失明や緑内障など、他の病気も発症することがあるため、少しでも違和感があれば、専門医(眼科)を受けてください。
なお、厚生連の人間ドックでは眼底検査(眼底カメラ)を実施しており、白内障の疑いが判明する場合もありますので、年に1回は人間ドック受診をおすすめします。

 

 

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

健康情報

ミルモくんの健康情報~結核の常識!~

「結核」とはどんな病気?

「結核菌」という細菌が体の中に入ることによって、主に肺に炎症を起こす病気です。人から人へと感染する、日本で最大の「感染症」です。ところが、「結核」への関心が低下していることや、発見の遅れなどにより、しばしば集団感染が発生していています。年々減少傾向にはありますが、今でも1日平均32人の新しい患者が発生し、5人が亡くなっている重大な感染症です。

どうやって感染するの?

結核患者が咳やくしゃみをすると、「飛沫」と一緒に結核菌が飛び散り空気中に漂います。それを周りの人が直接吸い込むことで、人から人へ感染します。
更に、一部の結核菌は、空気感染(飛沫核感染)することも知られています。

感染・発病したら?

結核に「感染」しても、必ず発病するわけではありません。多くの場合、自身の免疫力によって結核菌を抑え込んでいますので、感染した人が発病する確率は、10~20%と言われています。
もし発病した時の初期症状としては、痰のからむ咳が出る、微熱がある、体がだるいなど、風邪の症状とよく似ています。
「発病」は、加齢や過労・栄養不足などで免疫力が弱まったとき、体力が衰えたときなどにおこりやすくなります。
発病し「結核」と診断されても、6ヶ月から9ヶ月毎日きちんと薬を飲めば治ります。

結核の予防

健康的な生活が予防につながります。
□適度な運動
□十分な睡眠
□バランスの良い食事
□タバコを吸わない
□定期的な健診
結核は、高齢になるほど症状が出にくくなり、病院受診や発見が遅れてしまう事があります。
免疫力が高ければ、結核菌を抑え込む事ができます。予防のためにも、健康的な生活を心掛け、症状がなくても定期的に健康診断を受けましょう。

 

 

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

健康情報

ミルモくんの健康情報~乳がんについて~

乳がんとは

乳房の中の乳腺という部位に発生する悪性腫瘍を「乳がん」と言います。
日本人女性の9人に1人は生涯のうちに乳がんを発症するといわれており、女性がかかるがんの中で最も多く、年々増加傾向にあります。
全国的にみると、年間約10万人の方が「乳がん」と診断され、およそ1万4千人以上の方が乳がんで亡くなっています。

要因

乳がんの発生には、女性ホルモンのエストロゲンが深く関わっていることが知られており、要因としては以下が挙げられます。
・出産の経験がない方や初産の年齢が高い方
・初経年齢が早く、閉経年齢が遅い方
・近親者に乳がんになった方がいる場合
その他、肥満、飲酒や喫煙、運動不足といった生活習慣や、糖尿病なども乳がんの発生リスクを高めると考えられています。

症状

早期乳がんの多くは症状がないと言われていますが、代表的な症状としては自己触診などで気づく乳房の「しこり」です。他には、乳房にえくぼのようなくぼみができる、乳頭や乳輪がただれる、左右の乳房の形が非対称になるなどがあります。

検査

乳がんの検査では、画像診断を用いた「マンモグラフィ検査」や「超音波検査(エコー)」を行います。
検査で乳がんが疑われる場合は、病変部分に針を刺し細胞や組織を採取して、顕微鏡で確認します。そこでがん細胞が確認されると乳がんと診断されます。

早期発見するためには

乳がんを早期発見するためには、日頃から乳房を意識する生活習慣である「ブレスト・アウェアネス」が大切です。
ブレスト・アウェアネスには4つのポイントがあります。
① 普段から乳房をチェックし、自分の乳房の状態を知っておきましょう。
② 乳房の変化に気を付けましょう。
③ 気になる変化に気づいたら、検診を待たずに専門の医療機関を受診しましょう。
④ 自覚症状がなくても40歳になったら最低2年に1回、定期的に乳がん検診を受けましょう。

最後に

乳がんは他のがんと比較して、薬物療法(薬を使ったがんの治療)や放射線療法(放射線によるがんの治療)の治療効果が高いがんです。そのため、早期に発見し早期に治療が開始されれば良好な経過が期待できます。乳房の変化を感じたら速やかに医師に相談することが大切です。
早期発見には、定期的な検診の受診が有効です。
JA熊本厚生連でもマンモグラフィ検診、乳房超音波検診を実施しておりますのでお気軽にご相談ください。

 

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~皮膚がんについて~

皮膚がんとはどんな病気なのか?

皮膚にできる「しみ」や「できもの」のほとんどは、特に身体に影響のない良性のものです。
しかし、まれに悪性のものがあります。皮膚にできた悪性の病気を「皮膚がん」と言い、肺がんや胃がん、大腸がんといったよく知られた病気のように命を脅かすことがあります。国立がん研究センターのデータによると皮膚がんによって年間(2019年)約25,000人の方が罹患し、年間約1,700人の方が亡くなっています。

皮膚がんの原因と予防

皮膚がんの原因としては、様々な要因が考えられていますが、特に、紫外線の影響で発生しやすくなると考えられています。そのため、すべての皮膚がんを予防することはできませんが、過剰な紫外線を避けるため、外出時、肌の露出を最小限にして、日焼け止めを利用することで、皮膚がんの予防につながる可能性があります。

皮膚がんの早期発見について

皮膚がんにはがん検診のような確立された検診はありません。症状に早く気づくことが早期発見の有力な手段になります。皮膚がんは皮膚表面に変化が現れるため、比較的に自分自身で見つけることが可能です。しかし、あまり知られていないこともあり、進行するまで見過ごされてしまうことも多いようです。
今までになかった気になる「しみ」や、徐々に大きくなるような「できもの」があった場合は、早めに専門医を受診しましょう。

 

 

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~ピロリ菌について~

ピロリ菌とは?

ピロリ菌は胃の粘膜に住みついている菌で、正式名称は『ヘリコバクター・ピロリ』といいます。
通常、胃には強い酸である胃酸があるので菌は住みつくことが出来ませんが、ピロリ菌はウレアーゼという酵素を出して、アンモニアのバリアを作ることで住みつくことができます。

どのように感染するの?

主な感染経路は、水や食べ物など口からの感染が考えられており、感染者のほとんどは免疫機能が十分でない幼少時期(5歳まで)に感染するといわれ、特に、大人から子供への食べ物の口移しや箸の共用などで感染する場合が多く注意が必要です。

ピロリ菌感染が起こす病気

・慢性(まんせい)胃炎(いえん)
・胃潰瘍(いかいよう)、十二指腸(じゅうにしちょう)潰瘍(かいよう)
・萎縮性(いしゅくせい)胃炎(いえん)
・胃(い)がん
・特発性(とくはつせい)血小板(けっしょうばん)減少性(げんしょうせい)紫斑病(しはんびょう) など

どのような症状があるの?

ピロリ菌感染そのものに症状はほとんどありませんが、感染が長期にわたると胃の機能が低下し、食欲不振・胃もたれ・胸やけ・ゲップなどが現れることがあります。
また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんになると、腹痛・嘔吐・体重減少・貧血などを伴うことがあります。

早期発見のための検査(検診)

胃内視鏡検査(胃カメラ)による方法と内視鏡を使用しない検査方法(血液など)があり、各種検査で陽性が指摘された場合、除菌治療を行うことで80~90%ピロリ菌を除去することが可能です。
これにより、胃がんリスクを低下できるといわれていますが、除去したからといって胃がんにならないわけではなく、検査や治療をきっかけに定期的な検査(検診)を継続し、胃の状態を確認することが大切です。
厚生連では、人間ドック受診時にオプション検査でピロリ菌検査が出来ます。
検査(検診)を受けたことが無い方は、受診をお勧めします。

 

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)