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ミルモくんの健康情報~結核の常識!~

「結核」とはどんな病気?

「結核菌」という細菌が体の中に入ることによって、主に肺に炎症を起こす病気です。人から人へと感染する、日本で最大の「感染症」です。ところが、「結核」への関心が低下していることや、発見の遅れなどにより、しばしば集団感染が発生していています。年々減少傾向にはありますが、今でも1日平均32人の新しい患者が発生し、5人が亡くなっている重大な感染症です。

どうやって感染するの?

結核患者が咳やくしゃみをすると、「飛沫」と一緒に結核菌が飛び散り空気中に漂います。それを周りの人が直接吸い込むことで、人から人へ感染します。
更に、一部の結核菌は、空気感染(飛沫核感染)することも知られています。

感染・発病したら?

結核に「感染」しても、必ず発病するわけではありません。多くの場合、自身の免疫力によって結核菌を抑え込んでいますので、感染した人が発病する確率は、10~20%と言われています。
もし発病した時の初期症状としては、痰のからむ咳が出る、微熱がある、体がだるいなど、風邪の症状とよく似ています。
「発病」は、加齢や過労・栄養不足などで免疫力が弱まったとき、体力が衰えたときなどにおこりやすくなります。
発病し「結核」と診断されても、6ヶ月から9ヶ月毎日きちんと薬を飲めば治ります。

結核の予防

健康的な生活が予防につながります。
□適度な運動
□十分な睡眠
□バランスの良い食事
□タバコを吸わない
□定期的な健診
結核は、高齢になるほど症状が出にくくなり、病院受診や発見が遅れてしまう事があります。
免疫力が高ければ、結核菌を抑え込む事ができます。予防のためにも、健康的な生活を心掛け、症状がなくても定期的に健康診断を受けましょう。

 

 

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

健康情報

ミルモくんの健康情報~乳がんについて~

乳がんとは

乳房の中の乳腺という部位に発生する悪性腫瘍を「乳がん」と言います。
日本人女性の9人に1人は生涯のうちに乳がんを発症するといわれており、女性がかかるがんの中で最も多く、年々増加傾向にあります。
全国的にみると、年間約10万人の方が「乳がん」と診断され、およそ1万4千人以上の方が乳がんで亡くなっています。

要因

乳がんの発生には、女性ホルモンのエストロゲンが深く関わっていることが知られており、要因としては以下が挙げられます。
・出産の経験がない方や初産の年齢が高い方
・初経年齢が早く、閉経年齢が遅い方
・近親者に乳がんになった方がいる場合
その他、肥満、飲酒や喫煙、運動不足といった生活習慣や、糖尿病なども乳がんの発生リスクを高めると考えられています。

症状

早期乳がんの多くは症状がないと言われていますが、代表的な症状としては自己触診などで気づく乳房の「しこり」です。他には、乳房にえくぼのようなくぼみができる、乳頭や乳輪がただれる、左右の乳房の形が非対称になるなどがあります。

検査

乳がんの検査では、画像診断を用いた「マンモグラフィ検査」や「超音波検査(エコー)」を行います。
検査で乳がんが疑われる場合は、病変部分に針を刺し細胞や組織を採取して、顕微鏡で確認します。そこでがん細胞が確認されると乳がんと診断されます。

早期発見するためには

乳がんを早期発見するためには、日頃から乳房を意識する生活習慣である「ブレスト・アウェアネス」が大切です。
ブレスト・アウェアネスには4つのポイントがあります。
① 普段から乳房をチェックし、自分の乳房の状態を知っておきましょう。
② 乳房の変化に気を付けましょう。
③ 気になる変化に気づいたら、検診を待たずに専門の医療機関を受診しましょう。
④ 自覚症状がなくても40歳になったら最低2年に1回、定期的に乳がん検診を受けましょう。

最後に

乳がんは他のがんと比較して、薬物療法(薬を使ったがんの治療)や放射線療法(放射線によるがんの治療)の治療効果が高いがんです。そのため、早期に発見し早期に治療が開始されれば良好な経過が期待できます。乳房の変化を感じたら速やかに医師に相談することが大切です。
早期発見には、定期的な検診の受診が有効です。
JA熊本厚生連でもマンモグラフィ検診、乳房超音波検診を実施しておりますのでお気軽にご相談ください。

 

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~皮膚がんについて~

皮膚がんとはどんな病気なのか?

皮膚にできる「しみ」や「できもの」のほとんどは、特に身体に影響のない良性のものです。
しかし、まれに悪性のものがあります。皮膚にできた悪性の病気を「皮膚がん」と言い、肺がんや胃がん、大腸がんといったよく知られた病気のように命を脅かすことがあります。国立がん研究センターのデータによると皮膚がんによって年間(2019年)約25,000人の方が罹患し、年間約1,700人の方が亡くなっています。

皮膚がんの原因と予防

皮膚がんの原因としては、様々な要因が考えられていますが、特に、紫外線の影響で発生しやすくなると考えられています。そのため、すべての皮膚がんを予防することはできませんが、過剰な紫外線を避けるため、外出時、肌の露出を最小限にして、日焼け止めを利用することで、皮膚がんの予防につながる可能性があります。

皮膚がんの早期発見について

皮膚がんにはがん検診のような確立された検診はありません。症状に早く気づくことが早期発見の有力な手段になります。皮膚がんは皮膚表面に変化が現れるため、比較的に自分自身で見つけることが可能です。しかし、あまり知られていないこともあり、進行するまで見過ごされてしまうことも多いようです。
今までになかった気になる「しみ」や、徐々に大きくなるような「できもの」があった場合は、早めに専門医を受診しましょう。

 

 

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~ピロリ菌について~

ピロリ菌とは?

ピロリ菌は胃の粘膜に住みついている菌で、正式名称は『ヘリコバクター・ピロリ』といいます。
通常、胃には強い酸である胃酸があるので菌は住みつくことが出来ませんが、ピロリ菌はウレアーゼという酵素を出して、アンモニアのバリアを作ることで住みつくことができます。

どのように感染するの?

主な感染経路は、水や食べ物など口からの感染が考えられており、感染者のほとんどは免疫機能が十分でない幼少時期(5歳まで)に感染するといわれ、特に、大人から子供への食べ物の口移しや箸の共用などで感染する場合が多く注意が必要です。

ピロリ菌感染が起こす病気

・慢性(まんせい)胃炎(いえん)
・胃潰瘍(いかいよう)、十二指腸(じゅうにしちょう)潰瘍(かいよう)
・萎縮性(いしゅくせい)胃炎(いえん)
・胃(い)がん
・特発性(とくはつせい)血小板(けっしょうばん)減少性(げんしょうせい)紫斑病(しはんびょう) など

どのような症状があるの?

ピロリ菌感染そのものに症状はほとんどありませんが、感染が長期にわたると胃の機能が低下し、食欲不振・胃もたれ・胸やけ・ゲップなどが現れることがあります。
また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんになると、腹痛・嘔吐・体重減少・貧血などを伴うことがあります。

早期発見のための検査(検診)

胃内視鏡検査(胃カメラ)による方法と内視鏡を使用しない検査方法(血液など)があり、各種検査で陽性が指摘された場合、除菌治療を行うことで80~90%ピロリ菌を除去することが可能です。
これにより、胃がんリスクを低下できるといわれていますが、除去したからといって胃がんにならないわけではなく、検査や治療をきっかけに定期的な検査(検診)を継続し、胃の状態を確認することが大切です。
厚生連では、人間ドック受診時にオプション検査でピロリ菌検査が出来ます。
検査(検診)を受けたことが無い方は、受診をお勧めします。

 

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~骨粗鬆症について~

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症とは骨がスカスカでもろくなり、骨折し易くなる病気です。
日本では一般的に40歳以上で骨粗鬆症を発症し、1000万人以上の患者の方がいると言われ、その中でも女性は閉経による女性ホルモン分泌の低下に伴い、骨密度が急激に減ることから、男性より2〜3倍多く骨粗鬆症になっております。

高齢化との関係

骨粗鬆症は加齢に伴い増えるため、高齢化が進む日本では、骨折での要介護者の増加が社会的な問題となっております。
骨折・転倒は、脳卒中や認知症と同じく要介護の大きな原因のひとつで、特に太もものつけ根を骨折すると歩けなくなるため、他の病気を悪化させ、その結果、寝たきりになることもありますので注意が必要です。

治療法

骨粗鬆症の治療の目的は、骨密度の低下を抑え骨折を防ぐことで、治療の中心は薬剤服用になりますが、骨粗鬆症の発病には、食事や運動などの長年の生活習慣も深く関わっています。
そのため、薬物治療とともに食事療法や運動療法も並行して行い、骨の強度を高めていくことが重要であるため、以下のことを心がけてください。

  • ・転ばないように注意する。
  • ・カルシウムを十分にとる(小魚、乳製品など)。
  • ・ビタミンD、ビタミンK、リン、マグネシウムをとる(肉類、海藻類、魚類など)。
  • ・適量のタンパク質をとる(豚肉、鶏卵など)。
  • ・禁煙し、アルコールは控えめにする。
  • ・適度な運動、日光浴をする。

骨粗鬆症検診を受けましょう

骨は、私たちの体や日常の活動を支える大切な器官で、骨を健康に保つことは、健康寿命を延ばすことにもつながります。骨粗鬆症検診を受け、自分の骨の状態を確認しながら健やかなライフスタイルをおくりましょう。
厚生連でも、人間ドックのオプション検査として調べることが出来ますので、人間ドックを受けられる方は、ぜひ検査されて下さい。

 

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)