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健康情報
ミルモくんの健康情報~皮膚がんについて~
皮膚がんとはどんな病気なのか?
皮膚にできる「しみ」や「できもの」のほとんどは、特に身体に影響のない良性のものです。
しかし、まれに悪性のものがあります。皮膚にできた悪性の病気を「皮膚がん」と言い、肺がんや胃がん、大腸がんといったよく知られた病気のように命を脅かすことがあります。国立がん研究センターのデータによると皮膚がんによって年間(2019年)約25,000人の方が罹患し、年間約1,700人の方が亡くなっています。
皮膚がんの原因と予防
皮膚がんの原因としては、様々な要因が考えられていますが、特に、紫外線の影響で発生しやすくなると考えられています。そのため、すべての皮膚がんを予防することはできませんが、過剰な紫外線を避けるため、外出時、肌の露出を最小限にして、日焼け止めを利用することで、皮膚がんの予防につながる可能性があります。
皮膚がんの早期発見について
皮膚がんにはがん検診のような確立された検診はありません。症状に早く気づくことが早期発見の有力な手段になります。皮膚がんは皮膚表面に変化が現れるため、比較的に自分自身で見つけることが可能です。しかし、あまり知られていないこともあり、進行するまで見過ごされてしまうことも多いようです。
今までになかった気になる「しみ」や、徐々に大きくなるような「できもの」があった場合は、早めに専門医を受診しましょう。
【おすすめ健康レシピ】
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)
健康情報
ミルモくんの健康情報~ピロリ菌について~
ピロリ菌とは?
ピロリ菌は胃の粘膜に住みついている菌で、正式名称は『ヘリコバクター・ピロリ』といいます。
通常、胃には強い酸である胃酸があるので菌は住みつくことが出来ませんが、ピロリ菌はウレアーゼという酵素を出して、アンモニアのバリアを作ることで住みつくことができます。
どのように感染するの?
主な感染経路は、水や食べ物など口からの感染が考えられており、感染者のほとんどは免疫機能が十分でない幼少時期(5歳まで)に感染するといわれ、特に、大人から子供への食べ物の口移しや箸の共用などで感染する場合が多く注意が必要です。
ピロリ菌感染が起こす病気
・慢性(まんせい)胃炎(いえん)
・胃潰瘍(いかいよう)、十二指腸(じゅうにしちょう)潰瘍(かいよう)
・萎縮性(いしゅくせい)胃炎(いえん)
・胃(い)がん
・特発性(とくはつせい)血小板(けっしょうばん)減少性(げんしょうせい)紫斑病(しはんびょう) など
どのような症状があるの?
ピロリ菌感染そのものに症状はほとんどありませんが、感染が長期にわたると胃の機能が低下し、食欲不振・胃もたれ・胸やけ・ゲップなどが現れることがあります。
また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんになると、腹痛・嘔吐・体重減少・貧血などを伴うことがあります。
早期発見のための検査(検診)
胃内視鏡検査(胃カメラ)による方法と内視鏡を使用しない検査方法(血液など)があり、各種検査で陽性が指摘された場合、除菌治療を行うことで80~90%ピロリ菌を除去することが可能です。
これにより、胃がんリスクを低下できるといわれていますが、除去したからといって胃がんにならないわけではなく、検査や治療をきっかけに定期的な検査(検診)を継続し、胃の状態を確認することが大切です。
厚生連では、人間ドック受診時にオプション検査でピロリ菌検査が出来ます。
検査(検診)を受けたことが無い方は、受診をお勧めします。
【おすすめ健康レシピ】
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)
健康情報
ミルモくんの健康情報~骨粗鬆症について~
骨粗鬆症とは
骨粗鬆症とは骨がスカスカでもろくなり、骨折し易くなる病気です。
日本では一般的に40歳以上で骨粗鬆症を発症し、1000万人以上の患者の方がいると言われ、その中でも女性は閉経による女性ホルモン分泌の低下に伴い、骨密度が急激に減ることから、男性より2〜3倍多く骨粗鬆症になっております。
高齢化との関係
骨粗鬆症は加齢に伴い増えるため、高齢化が進む日本では、骨折での要介護者の増加が社会的な問題となっております。
骨折・転倒は、脳卒中や認知症と同じく要介護の大きな原因のひとつで、特に太もものつけ根を骨折すると歩けなくなるため、他の病気を悪化させ、その結果、寝たきりになることもありますので注意が必要です。
治療法
骨粗鬆症の治療の目的は、骨密度の低下を抑え骨折を防ぐことで、治療の中心は薬剤服用になりますが、骨粗鬆症の発病には、食事や運動などの長年の生活習慣も深く関わっています。
そのため、薬物治療とともに食事療法や運動療法も並行して行い、骨の強度を高めていくことが重要であるため、以下のことを心がけてください。
- ・転ばないように注意する。
- ・カルシウムを十分にとる(小魚、乳製品など)。
- ・ビタミンD、ビタミンK、リン、マグネシウムをとる(肉類、海藻類、魚類など)。
- ・適量のタンパク質をとる(豚肉、鶏卵など)。
- ・禁煙し、アルコールは控えめにする。
- ・適度な運動、日光浴をする。
骨粗鬆症検診を受けましょう
骨は、私たちの体や日常の活動を支える大切な器官で、骨を健康に保つことは、健康寿命を延ばすことにもつながります。骨粗鬆症検診を受け、自分の骨の状態を確認しながら健やかなライフスタイルをおくりましょう。
厚生連でも、人間ドックのオプション検査として調べることが出来ますので、人間ドックを受けられる方は、ぜひ検査されて下さい。
【おすすめ健康レシピ】
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)
健康情報
ミルモくんの健康情報~運動を行って健康になりましょう~
運動による主な効果
『~の秋』という言葉をよく耳にしますが、秋は『スポーツの秋』とも言われるように、運動を行うには適した季節です。
適度な運動を行うことによって、心身ともに健康で豊かな生活を送ることができ、生活の質の向上にもつながることから、バランスの良い食事と同じくらい重要です。
『運動』を日常的に習慣化すれば、以下のような効果が期待できます。
① 免疫力の向上・・・感染に対する抵抗力
② 脳の活性化・・・集中力の向上・認知症予防
③ ストレス解消・・・メンタルヘルスの改善
④ 体重コントロール・・・生活習慣の予防改善
⑤ 体力の維持・・・筋力の維持向上
⑥ 血流の促進・・・腰痛や肩こりの改善・冷え性や便秘の解消・良好な睡眠
無酸素運動と有酸素運動
『運動』には大きく分けて、【無酸素運動】と【有酸素運動】の二つがあります。
【無酸素運動】は、呼吸を止めて瞬間的に全力を出す運動で、代表的なものとして短距離走やウェイトトレーニングなどがあり、筋力の維持強化に効果があります。
これに対して【有酸素運動】は、身体に酸素を取り込みながら行う運動であり、ジョギング、ウォーキング、水泳、エアロビクスなどがあります。
また、【有酸素運動】は長時間続けることができ、全身に酸素を送りながら行うことで心肺機能の向上、脂肪燃焼、骨の代謝促進などの効果を生むと同時に、細胞を活性化することにより老化防止に大きな効果をもたらします。
以上のことから、筋力強化のための【無酸素運動】と、健康増進や老化防止のための【有酸素運動】を組み合わせることで、より一層の運動効果が得られます。
運動不足と感じる方へ
『運動』を始めるのに重要なことは、長く続けていくことであり、自分にあった運動種目を気の合う仲間や家族と一緒に行い、楽しみながら続ける工夫が必要です。
運動不足と感じる方は、自身のライフスタイルを見直しながら、体を動かしてみてはいかがでしょうか?
【おすすめ健康レシピ】
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)
健康情報
ミルモくんの健康情報~CKD(慢性腎臓病)について~
CKDとは、慢性腎臓病のことで腎臓の働きが低下した状態を指し、何らかの原因で腎機能障害が3か月以上持続する場合に判断されます。
CKDは、ほとんど自覚症状がないため、放置してしまうと、徐々に腎臓の働きが悪くなりむくみや貧血が進み、さらに進行すると人口透析が必要となります。
腎臓の大切な働き
腎臓は腰の辺りに左右各1個あり、そらまめのような形をした、握りこぶしくらいの大きさです。
腎臓は小さな臓器ですが、心臓から送り出される血液の20%以上が流れており、血液をろ過し、老廃物、余分な水分を排泄することによって、体内の毒素を除去し、体液のバランスを調整します。また、血圧を調節する、赤血球を作る、ビタミンDを活性化するなどの重要な役割を担っています。
慢性腎臓病になりやすい人の特徴
・高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある方
・高齢者(年齢が上がると腎臓の働きが低下します)
・肥満や運動不足、喫煙者など
CKDの重要性
CKDは心筋梗塞や脳卒中などの脳・心血管疾患の重大な危険因子であることが明らかとなっています。また、CKDを治療せず放置したままにしておくと、腎不全になり命にかかわる危険性があります。その場合治療は困難となり、最終的には人口透析療法もしくは腎移植が必要になります。
健診で腎機能チェック
皆様が定期的に受診している健康診断の尿検査や血液検査で腎機能を知ることができます。自覚症状がないCKDの予防・早期発見のために、定期的に健康診断を受けましょう。
CKDは成人の8人に1人が発症する国民病とも言われています。もし、CKDと判断された場合は早めに専門医を受診することが大切です。
【おすすめ健康レシピ】
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)