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ミルモくんの健康情報~ノロウイルス感染症について~
一般的には2~3日程度で回復し、経過は比較的良い感染症ですが、抵抗力が衰えた高齢者は、脱水症状や体力の消耗により症状が悪化することがあります。
また、一年中発生する感染症であり、感染力が強く集団で生活を伴う施設では集団感染を起こしやすい特徴があります。
主な感染経路
① 汚染されたカキやアサリなどの二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合。
② 食品を取り扱う者がノロウイルスに感染し、そのヒトを介して汚染した食品を食べた場合。
③ 感染したヒトの便や、嘔吐物(おうとぶつ)からの二次感染。
④ ①~③の乾燥したものから出る、小さなゴミを介しての感染。
予防方法
ノロウイルス感染症を予防するには、体内にノロウイルスを侵入させないことが大切であり、二枚貝は十分に火を通しノロウイルスを死滅させて食べることです。
また、手洗いや調理器具の衛生管理を徹底し、飲食物にノロウイルスを付着させないことが予防につながります。
手洗いのポイント
① 手指を流水で濡らし、適量の石鹸液を取り、手のひらを擦り合わせ十分に泡立てる。
② 手の甲をもう片方の手のひらで包み、もみ洗う。(左右行う)
③ 両手の指を組み、指の間をもみ洗う。
④ 両手首まで洗い残しが無いよう、丁寧にもみ洗う。
⑤ 親指をもう片方の手の平で包み、もみ洗う。(左右行う)
⑥ 最後は流水で十分にすすぐ。

まとめ
ノロウイルスを蔓延(まんえん)させないためには予防が大切で、外出時はマスクを着用し、帰宅後・飲食前には、手洗い・うがいを行うようにしましょう。
また、ノロウイルスが疑われる場合は、早めに医療機関を受診し、感染拡大の防止に努めましょう。
【おすすめ健康レシピ】
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)
健康情報
ミルモくんの健康情報~子宮がんについて~
子宮がんには、胎児が育つ部分(子宮体部)にできる『子宮体がん』と、子宮の入り口(子宮頸部)にできる『子宮頸がん』があります。
子宮体がんについて
子宮体がんの発生は女性ホルモンが深く関わっており、子宮内膜の増殖を促す「エストロゲン」の働きが過剰になると、子宮内膜が異常に増殖して子宮体がんが発生すると考えられています。
子宮体がんは、出産経験が無い・肥満・月経不順がある方に発生リスクが高く、年代別の発生率は、更年期を迎える40歳代から増加し、閉経後の50歳代以降がピークとなります。
子宮体がんの自覚症状で一番多いのは不正出血で、月経期間外や閉経後に出血がある場合は注意が必要です。
不正出血や月経不順は、ストレスや過度のダイエットなどでもおこりますが、子宮体がんや子宮頸がん、子宮(しきゅう)筋腫(きんしゅ)等の病気が隠れている可能性がありますので、少しでも気になることがあれば早めに婦人科を受診し、早期発見につなげましょう。
子宮頸がんについて
子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因ですが、通常はヒトパピローマウイルスに感染しても、免疫の力でウイルスが排除されます。
しかし、ウイルスが排除されずに感染状態が続くと、次第に細胞の一部が異形成(いけいせい)となり、数年をかけて子宮頸がんに進行すると考えられています。
一般的にがんは年齢とともに発症数は増えますが、子宮頸がんのピークは30~40歳代で20~30歳代に急増中です。
初期の子宮頸がんには自覚症状が無いことが多く、進行するにつれて不正出血などの自覚症状が現れるのが特徴であり、早期発見のためには『子宮頸がん検診』を受けることが最も重要となります。
JA熊本厚生連でも実施しております『子宮頸がん検診』では、子宮頸部を専用のブラシでこすり細胞を採取して検査する『細胞診検査』が行われます。
なお、子宮頸がん検診は住民健診や人間ドックのオプション検査でも受けられますので、対象年齢の方は継続的に検査を受けることをお勧めいたします。

【おすすめ健康レシピ】
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)
健康情報
ミルモくんの健康情報~胃がんについて~
胃がんについて
胃がんの発病率、胃がんの死亡率ともに、ここ十数年で1位から3位にまで下がりました。この要因としては胃カメラ受診者の増加、ピロリ菌感染者の減少が挙げられます。胃がんは早期発見すれば生存率が高く、初期段階で発見された場合の5年生存率は96.3%、10年生存率も90.9%となっています。つまり、早期に発見できさえすれば、胃がんはほぼ死なないがんといっても過言ではありません。
胃がんのリスク要因
胃がんの原因の98%とも言われるピロリ菌は、胃の粘膜に生息する細菌で胃炎や胃潰瘍、胃がんを引き起こします。日本人全体のピロリ菌感染率は約5割と言われています。その他、胃粘膜の傷をつけたり、荒らしてしまう事が多々あると癌になりやすくなります。塩分を多く含む食品を取り過ぎると胃粘膜が荒れてしまい胃がん発病のリスクになります。またアルコールは適量であれば問題ありませんが飲み過ぎると粘膜を荒らしてしまいます。喫煙も煙草に含まれる有害物質により、胃がんのリスクを高めます。
胃がんを早期発見するには
初期の胃がんは自覚症状がほとんどないため、定期的な胃がん検診で見つけるしかありません。胃がん検診には、発泡剤とバリウムを飲んで胃を膨らませ、X線で様々な角度から胃全体を撮影するバリウム検査と、胃内部に直接カメラを挿入し胃壁を観察する内視鏡検査(胃カメラ)があります。バリウム検査は地域の住民健診や事業所健診で、内視鏡検査は医療機関で受けることが出来ますので積極的に受診することをお勧めします。バリウム検査、内視鏡検査は厚生連の施設健診でも人間ドックのオプションとして受けることが出来ます。

【おすすめ健康レシピ】
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)
健康情報
ミルモくんの健康情報~糖尿病~
糖尿病とは
糖尿病は、膵臓から出るホルモンで、血糖を下げる働きのあるインスリンの量が不足することで、血液中のブドウ糖(血糖)が多くなりすぎた状態(高血糖)が長く続く病気です。
要因
発症の要因として、免疫の異常によるとされている「1型糖尿病」と遺伝的影響、生活習慣(食べ過ぎ、運動不足、肥満、喫煙など)による「2型糖尿病」の大きく2種類に分けられます。
症状
症状については、ひそかに進行するので初期段階では自覚症状がなく、進行すると「のどが渇く」「頻尿」「急激な体重減少」「疲れやすい」「手足のしびれ」といった症状が出てきます。
放置して高血糖状態が続くと、「合併症」を伴うことがあります。代表的な合併症には「糖尿病性網膜症」「糖尿病性腎症」「糖尿病性神経障害」があり3大合併症と呼ばれています。これらが進行するとそれぞれ「失明」「人工透析」「脚の切断」を引き起こし日常生活に大きく支障をきたす可能性があります。また、動脈硬化を進めて「脳梗塞」「心筋梗塞」といった命に関わる病気を引き起こすこともあります。
予防・治療
糖尿病の治療法として代表的なものは、「食事療法」「運動療法」「薬物療法」の3つです。
・食事療法:適切な食事量、栄養バランスを整える、塩分を控えることが大切です。
・運動療法:有酸素運動(ジョギング・ランニング・水泳・サイクリングなど)、筋力トレーニングに取り組みましょう。
・薬物療法:飲み薬や注射薬を適用します。
また、食事療法・運動療法は予防にもつながるので日頃から意識して取り組みましょう。
最後に
糖尿病は初期症状が出にくいため、重症化する前に早期発見することが大切です。
特定健診(お住まいの地域で受ける)や職場健診の検査項目には、糖尿病の検査が含まれておりますので年に1度の健康診断を必ず受けるようにしましょう。

【おすすめ健康レシピ】
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(資料提供:JA熊本厚生連)
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ミルモくんの健康情報~白内障について~
白内障とは
白内障とは、目の一部である水晶体が濁り、徐々に視力の低下や見え方に変化が起こる病気です。
初期症状は見え方に支障がほとんどないため、かなり進行した段階で発症に気づく場合が多いです。
白内障の原因
白内障は老化現象の1つと言われており、発症原因は『加齢』によるものがほとんどです。
また、自覚症状の有無にかかわらず、60代以上の多くの方に白内障が認められています。
ただし個人差があり、早ければ40代から発症する方、高齢になっても症状を感じない方もいます。
その他にも、糖尿病や他の病気により併発するもの、先天的なもの、薬の副作用、喫煙、紫外線等が原因となるものがあります。
もしかして白内障かも?
以下にお示しします内容で当てはまる症状がある方は、「白内障」の可能性があります。
・物や人が二重、三重にだぶって見える。
・前触れもなく視力が急に低下する。
・片目ずつで見ると、左右の見え方に差がある。
・暗い部屋や夜間での視界が悪い。
・眼鏡が合わなくなる。
・明るい場所や日差しの強い場所は、とてもまぶしく感じる。
・視界が全体的に白くかすんで見える。
白内障の治療法
1. 初期の白内障…点眼薬で進行を遅らせることができる場合もありますが、濁った水晶体をもとに戻すことはできません。したがって、定期的に眼科を受診する必要があります。
2. 進行した白内障…濁った水晶体を手術で取り除き、人工レンズを挿入する眼内レンズ挿入術が一般的に行われます。
重症化予防に向けて
白内障の最大の原因は『加齢』ですが、完全に予防することはできません。
また、進行すると失明や緑内障など、他の病気も発症することがあるため、少しでも違和感があれば、専門医(眼科)を受けてください。
なお、厚生連の人間ドックでは眼底検査(眼底カメラ)を実施しており、白内障の疑いが判明する場合もありますので、年に1回は人間ドック受診をおすすめします。

【おすすめ健康レシピ】
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)


