お知らせ

お知らせNEWS & TOPICS

健康情報

ミルモくんの健康情報~大腸がんについて~

大腸がんとは

大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんで、良性のポリープががん化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあり、早期の段階では自覚症状はほとんどありません。日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。

(大腸の構造)

国立がん研究センターによる最新がん統計では、がん罹患数(2018年)は、大腸がんが第1位、がん死亡数(2019年男女合計)では、大腸がんは肺がんに次いで第2位です。

症状

主な症状は、①血便(便に血が混じる)、②下血(腸からの出血で赤または赤黒い便が出る、便の表面に血液が付着する)、③下痢と便秘の繰り返し、④便が細い(残便感)、⑤お腹が張る(腹痛)、⑥貧血、⑦体重減少、などがあります。

主な原因

大腸がんの原因は、食生活の欧米化・たばこ(喫煙)・過度の飲酒・運動不足・肥満・遺伝などが考えられ、以下に示す3つの原因が大腸がんを引き起こす可能性として挙げられます。

予防法

病気の予防策として共通する部分が多いですが、以下の予防策をすすめます。
・肉類、加工肉などの動物性脂肪を摂り過ぎない。
・食べ過ぎを避け、脂肪分は控えめにする。
・お酒は飲んでもほどほどにする。
・たばこは吸わない。
・食べ物から適量のビタミンと繊維質を多く摂る。
・ストレスを溜めない。
・適度に運動をする。
など、日常生活で少しの心掛けを行う事で、がんに罹りにくい体づくりに繋がるといえます。

がん検診等

みなさんが年に1回は受けている健康診断で、自治体(市町村)の検診や健保組合健診で広く行われているのは便潜血検査です。
特殊な容器に2日間分の便を採って、便の中に潜む目に見えない微量の血液(便潜血)が混じっていないかを調べます。便潜血陽性の場合には、大腸内視鏡検査によって大腸がんがないか確認が必要です。便潜血検査の陽性率は約5~7%、その陽性反応が出た受診者が精密検査の結果、大腸がんが発見される確率は約2~3%と言われています。

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。

(資料提供:JA熊本厚生連)

健康情報

ミルモくんの健康情報~肝機能障害について~

肝機能障害とは何らかの原因で肝臓が障害を受け炎症が起こり、肝臓の細胞が壊され血液検査で肝機能の異常値を示すことをいいます。

主な肝機能障害

健康診断で指摘される主な肝機能障害として次のことが考えられます。

①ウイルス感染によるB型肝炎・C型肝炎など
②アルコール多飲によるアルコール性肝障害
③薬剤の服用によって起こる薬物性肝障害
④体重過多などの肥満の人にみられる脂肪肝

などがあり、上記原因と合わせて糖尿病・高血圧症・脂質異常症を合併している人は、重症化するおそれがあるため注意が必要です。

早期発見のポイント

肝臓には、痛みを感じる神経が無く『沈黙の臓器』と言われ、ある程度病気が進行しないと自覚症状が出ず、病気に気づくのが遅れがちになります。

肝機能障害を早期に発見するためには、人間ドックや健康診断で血液検査・腹部超音波検査を定期的に(毎年)受診することが重要であり、自分で健康と思っている人の約3割は健康診断で肝機能障害が見つかるともいわれ、健診結果で肝機能障害を指摘されたら、放置せずに必ず再検査を受けてください。

心がけたい生活習慣

肝機能障害(肝臓病)の予防には、アルコールを適量に抑え、栄養のバランスがとれた食事の習慣をつけましょう。

①健康を守るための適正飲酒量を守る。(週に2日は休肝日)
②十分な睡眠をとる。
③ストレスをため込まない。
④バランスの良い食事を摂る。
⑤運動不足にならない。
以上のことを心がけて、年に一度は人間ドック・健康診断を受診し、自分の健康状態を把握することが大切です。

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。

(資料提供:JA熊本厚生連)

健康情報

ミルモくんの健康情報~感染症について~

近年、新型コロナウイルス感染症の世界的流行によって、各種感染症の対策についての関心が急速に高まっております。
これから、インフルエンザの流行期(12月~3月)を迎えますので、感染予防について改めて確認してみましょう。

感染予防の基本

①こまめな手洗い

菌やウイルスは日常生活の中にたくさん隠れています。
感染する理由の多くは、ドアノブや携帯電話、おもちゃ、手すりなどに触れることによって、手に付着した菌やウイルスが目や口、鼻から侵入することで引き起こされるため、外出からの帰宅時や食事前、咳やくしゃみをした後などは、手洗いを徹底しましょう。
また、アルコールによる手指消毒は、菌やウイルスを取り除くために大きな効果がありますので、手洗いと併せて、積極的に行いましょう。

②マスクの着用

マスクは、咳やくしゃみをするときに、他の人にうつさないようにするため、口や鼻を覆う際に必要であり、自分と相手の双方がマスクを着用することで、ウイルスの侵入を抑える効果があることから、感染予防の一つとして重要です。

③予防接種

予防接種は、インフルエンザ感染症などの発症を予防する高い効果があり、また重症化を予防する効果も期待されていることから、感染拡大を防ぐためにも積極的に予防接種を受けましょう。

また、感染症にかかりにくい身体を作ることも一つの感染予防となりますが、そのためには、ヒトの体に備わっている免疫機能を高めることが重要です。
具体的に、免疫機能を高める方法として、1)適度な運動2)十分な睡眠と休息3)バランスの取れた食生活、などがあります。
以上の感染対策を改めて再確認し、一人ひとりが「かからない」「うつさない」ために、意識を高めていきましょう。

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。

(資料提供:JA熊本厚生連)

健康情報

ミルモくんの健康情報~心筋梗塞と脳梗塞について~

心筋梗塞と脳梗塞

心筋梗塞とは、心臓の筋肉(心筋)に血流を送る冠動脈が詰まり血流が途絶え、心筋が酸素不足になる状態を言い、脳梗塞とは、脳に酸素や栄養を送る動脈が詰まり、神経細胞が死滅して様々な症状を来す状態を言います。

症状について

共通した症状は突然現れる事が多いのですが、心筋梗塞は吐き気や冷や汗を伴う強い胸の痛みや圧迫感が特徴で、放置すれば心筋の細胞が壊死して死に至る可能性もあり、詰まる冠動脈の部位によっては突然死に至ることもあります。
脳梗塞では、顔のゆがみや表情の崩れ、ろれつが回らない、言葉が出てこない、片方の腕や足が動きづらいなどの初期症状があり、放置すれば永久的なマヒや感覚障害など生活に支障を来す後遺症を残す事もあり、最悪の場合には生命に関わる事態にもなりえます。

原因について

両者の原因は生活習慣に起因しており、食生活の欧米化や運動不足による高血圧・糖尿病・脂質異常症、喫煙、大量の飲酒、ストレスなどのリスクファクターにより、動脈硬化を引き起こす事だと言われています。

予防について

予防としては、心筋梗塞も脳梗塞も、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣に起因するものや、喫煙習慣などが積み重なることで発症すると考えられるため、食事や運動などの生活習慣の改善や禁煙などが大事になります。
また、定期的な数分間の胸の痛みがある場合(心筋梗塞の前段階の狭心症を疑う)や、脳梗塞を疑う初期症状を自覚した場合は、病院ですぐに検査を受けましょう。
さらに、定期的な健康診断を受診することで、高血圧などの生活習慣病の早期発見に努めましょう。

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。

(資料提供:JA熊本厚生連)

健康情報

ミルモくんの健康情報~乳がんについて~

『マンモグラフィ検査』と『エコー(超音波)検査』

厚生労働省がん疾病対策課の指針では、「乳がん検診については40歳以上の女性は2年に1回のマンモグラフィ検査を推奨する」となっています。
一方、若年者などの乳腺密度の高い女性では、マンモグラフィのみでは乳がんを発見しづらいケースもあり、エコー検査の追加によって、より正確な検査ができます。
乳がん検診の受診方法の例として、20~30歳代ではエコー検査。40歳以上ではマンモグラフィとエコーの併用または一年おきの交互受診、と検査方法を上手に組み合わせて受診することが望ましいと考えられます。
『乳がんの自覚症状』
 ・乳房やわきの下にしこりがある。
 ・乳房にひきつれ、くぼみがある。
 ・乳頭の異常(湿疹・ただれ・分泌物)がある。
 ・乳房皮膚の異常(発疹・はれ・ただれ)がある。
  などの自覚症状があります。
初期の段階では、しこりもわからないほど小さく、痛みや体調不良などの自覚症状がない場合もありますので、症状が無くても定期的な検診が必要です。

 

『乳がんの罹患率』

国立がん研究センターによる最新のがん統計では、日本人女性の9人に1人が乳がんに罹患し、女性のがん罹患数(2018年データ)の1位となっており、70歳以下に限れば、女性のがん死亡数(2019年データ)の1位も乳がんです。

 

『最後に…』

乳がんは他のがんと比較して、早期に発見され適切な治療を行えば、良好な経過が期待できます。
( 5年相対生存率92.3%:地域がん登録によるがん生存率データより)
症状がない場合でも、1年に1回は乳がん検診を受け、何かおかしいと感じたら、次の検診まで待たずに医療機関を受診して下さい

 

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)