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ミルモくんの健康情報~膵臓の疾患について~

膵臓の働き

膵臓は、胃の裏側にあり、大きさは長さ約20センチ、幅が約3センチで、重さは80~120グラムと、消化器臓器の中では比較的小さな臓器です。
膵臓の機能としては消化液を分泌したり、インスリンなどのホルモンを分泌したりしますが膵臓の機能が低下すると、消化液の分泌不足により消化不良を起こしたり、インスリン分泌不足にて糖尿病を発症したりします。

膵臓の病気

➀急性膵炎 アルコール・胆石・高脂血症等によって急激に膵臓に炎症が生じる病気で上腹部痛や嘔吐、発熱などの症状があり、状態が悪化すると、意識障害やショック状態など重症化することもあります。
➁慢性膵炎 長期間に渡って膵臓の炎症が起こり、破壊された細胞が硬く(線維化)なってしまい、機能が低下する病気です。症状としては、腹部の痛み、背中の痛み、体重減少、下痢や栄養の吸収不足により、痩せていくにも関わらず、インスリン分泌低下によって、糖尿病を発症する場合もあります。
➂膵のう胞 液体が溜まっている袋状のもので、定期的に検査を受ける事が必要です。
➃膵臓がん 悪性度が高く、現代医療においても早期発見が非常に難しく進行も早い病気で、喫煙や肥満、糖尿病、慢性膵炎、遺伝によるものなど、様々な要因で発症すると言われていますが、原因不明の場合も多くあります。

膵臓がんの予防

➀禁煙・節酒 喫煙や多量飲酒は発症リスクを増加させ、特に喫煙は、吸わない人と比較して、リスクは2~4倍になります。
➁食生活改善 マグネシウム不足は糖尿病のリスクを高めます(糖尿病は膵臓がんの危険因子の1つです)。マグネシウムが豊富に含まれる食品:海藻類・豆類・種実類、野菜類・魚介類など。

 

膵臓の病気を始め、様々な生活習慣病を早期発見するためにも、定期的な健康診断や人間ドックを受けましょう。

おすすめ健康レシピ
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~子宮がんについて~

子宮がんには、子宮の入り口(子宮頸部)にできる『子宮頸がん』と、子宮の奥にある子宮体部にできる『子宮体がん』があります。

子宮頸がんとは

子宮頸がんの殆どは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因ですが、通常はヒトパピローマウイルスに感染しても、免疫の力でウイルスが排除されます。しかし、ウイルスが排除されずに感染状態が続くと、次第に細胞の一部が異形成となり、異形成となったごく一部が、数年をかけて子宮頸がんに進行すると考えられています。
子宮頸がんは、日本全国で1年間に約11,000人が罹患すると言われており、20歳代後半から増加して、40歳代でピークを迎え、その後横ばいになります。初期の子宮頸がんには自覚症状が無いことが多く、進行するにつれて不正出血などの自覚症状が現れるのが特徴であり、早期発見のためには『子宮頸がん検診』を受けることが最も重要となります。
子宮頸がん検診では、子宮頸部を専用のブラシでこすり細胞を採取して検査する『細胞診検査』が行われますが、子宮頸がん検診は住民健診や専門の医療機関で受けられますので、対象年齢の方は定期的な受診が必要です。

子宮体がんとは

子宮体がんの発生は女性ホルモンが深く関わっており、子宮内膜の増殖を促す「エストロゲン」の働きが過剰になると、子宮内膜が異常に増殖して子宮体がんが発生すると考えられています。子宮体がんは、出産経験が無い、肥満、月経不順がある方の発生リスクが高く、年代別の発生率は、更年期を迎える40代から増加し、50歳~60歳がピークとなります。
子宮体がんの自覚症状で一番多いのは不正出血で、月経期間外や閉経後に出血がある場合は注意が必要です。不正出血や月経不順は、ストレスや過度のダイエットなどでもおこりますが、子宮体がんや子宮頸がん、子宮筋腫等の病気が隠れている可能性がありますので、少しでも気になることがあれば早めに婦人科を受診し、早期発見につなげましょう。

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(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~食中毒予防~

突然の腹痛や下痢、嘔吐などの症状に襲われたことはありませんか?
そのような時に疑われるもののひとつが「食中毒」です。

食中毒の原因

食中毒を引き起こす主な原因は、「細菌」と「ウイルス」です。
「細菌」は温度や湿度などの条件がそろうと食べ物の中で増殖し、その食べ物を食べることにより食中毒を引き起こしますが、細菌性食中毒の代表的なものには夏場に多く発生する腸管出血性大腸菌やカンピロバクターなどがあります。
一方、「ウイルス」は細菌のように食べ物の中では増殖せず、食べ物を通じて体の中に入り、人の腸管内で増殖して食中毒を引き起こします。
ウイルス性食中毒の代表的なものには、冬場に多く発生するノロウイルスなどがあります。

食中毒を防ぐ3つのポイント

食中毒の中でも、夏場に発生しやすい細菌性食中毒を防ぐ3つのポイントを紹介します。

①付けない 手にはさまざまな雑菌が付着しているため、食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、調理前や調理中、食事前に手をよく洗いましょう。
②増やさない 細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、-15℃以下では増殖が停止するため、肉や魚などの新鮮食品やお惣菜などは、購入後できるだけ早く冷蔵庫で保管しましょう。
③やっつける ほとんどの細菌は過熱によって死滅するため、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安全です。
特に、肉料理は中心までよく加熱しましょう。
最後に、食中毒は飲食店だけでなく、家庭での食事でも発生します。家庭での食中毒を防ぐのは、食材を選び調理する皆さん自身となりますので、『3つのポイント』をおさえ、食中毒を予防しましょう。

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(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~肺炎~

どんな病気?

肺に炎症が起きる病気のことをまとめて『肺炎』といい、肺炎には、感染性の肺炎と非感染性の肺炎があります。
①感染性の肺炎
肺炎の大部分は感染性であり、細菌やウイルスなどの感染源を吸い込んで発病し、肺炎の種類には細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、真菌性肺炎などがあります。
現在、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスも感染性の肺炎であり、ウイルス性肺炎に該当します。
細菌やウイルスは、呼吸をするときに鼻や口から体内に侵入しますが、健康な人は、気管でこれらの病原菌を排除します。しかし、風邪等で気管が弱っていると、病原菌が素通りして肺に入ってしまい炎症を起こします。
②非感染性の肺炎
薬剤性肺炎、アレルギー性肺炎などがあります。

どんな症状が出るの?

肺の炎症なので呼吸症状に異常が見られ、具体的には咳や痰、ゼーゼー(喘鳴(ぜんめい))などの症状が多く見られます。
さらに、炎症の全身反応として、発熱、食欲低下、脱水症状を起こすこともあり、肺炎が重症化すると呼吸困難をきたし、人工呼吸器を必要とする場合もあります。

予防するには?

日頃から手洗いやうがいを徹底し、禁煙や規則正しい生活習慣を意識するなど、細菌やウイルスへの感染を予防することが重要です。
なお、肺炎球菌やインフルエンザウイルスに対するワクチン接種を受けることも予防につながり、さらにはマスク着用、咳エチケットや手洗い、集団発生の防止として「密閉空間」「密集場所」「密接場面」を避けるなど、新型コロナウイルス感染症対策を継続する事も重要です。

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(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~がん検診のすすめ~

『がん検診の目的』
 がん検診は、がんを早期発見し、がんによる死亡を減らすことを目的としています。
現在、死亡原因の第一位であるがんは、医療の進歩により早期発見・早期治療が可能になりつつありますが、厚生労働省では、受診率50%を目標にがん検診を推進しており、各市町村でがん検診が実施されています。

『推奨されているがん検診』
 〇胃がん検診…バリウムを使用した「胃部X線検査」、または「胃内視鏡(胃カメラ)検査」で行われます。
 〇子宮頸がん検診…視診、内診、および子宮頸部の細胞を採取する『細胞診検査』で行われます。
 〇肺がん検診…レントゲンによる『胸部X線検査』と、『喀痰細胞診(50歳以上で1日の喫煙本数×喫煙年数が600以上の方)』を組み合わせて行われます。
 〇乳がん検診…レントゲンによる「乳房X線検査(マンモグラフィ)」で行われます。
 〇大腸がん検診…便中の血液を調べる「便潜血検査」で行われます。

◆対象年齢や実施期間、検査内容については各市町村によって異なりますので、お住いの市町村のホームページや広報誌にて確認しましょう。

『なぜ、受診が必要なのか』
がん検診を定期的に受診することにより、がんを早期発見することが可能となりますが、がんになる前の病変(子宮頚部異型上皮や大腸ポリープなど)で発見されることもあり、早期治療することでがんになることを防ぐことができます。
しかし、何年も受診していなかったり、自覚症状があらわれてから受診した場合、がんが進行している可能性があり、進行度によっては治療ができない場合もあります。
がん検診で『異常なし』と判定されたら、ひとまずは安心ですが、一生を安心した生活を送るために、定期的にがん検診を受診しましょう。

 

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(資料提供:JA熊本厚生連)