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健康情報

ミルモくんの健康情報~冷え性について~

冷え性とは

「手足が冷たくて眠れない…」「腰などの身体の一部が冷たい…」などの症状を感じることはありませんか?
身体には、寒さを感じると血管が収縮して体温を維持するなどの機能がありますが、この機能がうまく働かなくなり、血流が悪くなることで起きてしまう症状の一つが「冷え性」です。
一般的には女性の方が冷え性になりやすいと言われています。

冷え性の原因

血行が悪くなることが主な原因ですが、以下のことも原因としてあげられます。

  • ① 自律神経の乱れ
    ストレスや過度の疲れ、環境の変化、女性ホルモンの変調などによって自律神経が乱れると、体温調節機能がうまく働かなくなり引き起こすことがあります。
  • ② 血流の悪化
    貧血や低血圧などの病気、運動不足や喫煙習慣など、血流が低下しがちな要因があると冷え性になりやすくなります。
  • ③ 偏った食生活
    栄養バランスが偏った食生活が続くことで、ミネラルやビタミン不足になり、血行が悪くなり冷え性になりやすくなります。

 

冷え性の予防

冷え性は、身体が疲れやすくなるほか、頭痛、腰痛などの原因にもなることから、予防・改善策が大切です。

  • ① 入浴
    シャワーだけではなく、できれば毎日入浴し、38℃~40℃のぬるめのお湯に少し長く浸かることで身体を温めましょう。
  • ② ストレッチ
    ストレッチは筋肉の緊張をほぐし、血行を促進する効果があります。さらに、就寝前に行うことで安眠にもつながります。
  • ③ 食生活
    冷え性改善には、食事の内容も重要な要素ですので、栄養バランスが整った食事を1日3食きちんと摂りましょう。
    また、ゴボウやレンコンなどの根菜類は身体を温める効果があります。

 

以上のようなことを日常生活の中に取り入れ、冷え性の予防および改善に取り組みましょう。

 

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

健康情報

ミルモくんの健康情報~緑内障について~

緑内障とはどんな病気?

緑内障とは自分では気づかないうちに、視野が欠けていく目の病気です。
緑内障には様々なタイプがあり、急に眼圧が上がって失明するタイプもあれば、他の目の病気が原因で緑内障になることもあります。
しかし、8割以上の緑内障は、自分では気づかないうちにじわじわと視野が狭くなるタイプです。発症初期は自覚症状もないため、知らないうちに病状が進行していることが多く、『視野が欠けて見えにくい』『見え方がおかしい』と感じて病院を受診した時には、かなり進行していることもあります。

もしかして緑内障かも?

以下のような経験はないでしょうか?

  • ①車に乗り込む際に天井に頭をぶつける
    ➡ 上部の視野が欠けている可能性があります。
  • ②よくつまずいたり、階段から足を踏み外したりする
    ➡ 下部の視野が欠けている可能性があります。

 

緑内障の治療法

現在の医療では、残念ながら緑内障で損傷した視神経を再び回復させることはできません。
しかし、緑内障は眼圧を下げると、その進行を防止あるいは遅らせることができることが明らかになっています。
眼圧がもともと高くない正常眼圧緑内障においても、眼圧を更に下げることで病気の進行を遅らせることができます。
緑内障の主な治療法としては、目薬などの薬物療法、レーザー治療、手術治療があります。

 

重症化予防に向けて

緑内障の最大の要因は『加齢』ですので、完全に予防することはできません。
そのため、緑内障はできるだけ早い段階で病気を発見し、治療を開始することがとても重要となります。
前述した経験のような気になる症状がある場合には、すぐに眼科を受診しましょう。
また、目の病気を含め、日頃の健康のためにも、年に一度の人間ドックや健康診断を受診しましょう。

 

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~喘息について~

喘息とは

喘息とは、慢性的に気道(鼻や口から肺までの空気の通り道)が炎症を起こし、色々な刺激に過敏となって、気道の粘膜が厚くなり空気が通りづらくなる病気です。
ほとんど症状が出ない軽症のものから、適切な処置を行われなければ命に関わるような重症のものまで、症状の度合いは人によって様々です。また、喘息は子供の病気だと思いがちですが、小児喘息が大人になって再発する、あるいは、大人になってから発症する人も少なくありません。

喘息の症状

喘息は、咳や痰、息苦しさや「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴(ぜんめい)など、様々な症状があります。また、胸の痛みや喉に感じる違和感、背中の張りなども喘息症状のひとつです。
喘息の発作は、夜間や早朝、季節の変わり目、天気が悪い時などに起こりやすい傾向があります。

喘息の原因

喘息が起こる原因は、大きく二つに分けらており、一つはアレルギーによるアトピー型、もう一つはアレルギーとは関係のない非アトピー型と呼ばれています。
アトピー型は、カビやダニの死骸、ペットの毛などのアレルゲンにより、少しの刺激でも激しい咳の発作が起こることがあります。特に、現代の日本の住宅は気密性が高い分、湿気がこもりやすい傾向にあるため、カビやハウスダストによるアトピー型の喘息が増加しています。
非アトピー型は、たばこ、肥満、ストレス、過労、大気汚染、アルコールなどにより喘息が起こります。特に大人の喘息は非アトピー型が多く、普段の生活の中で意外なものが、喘息の原因や発作の原因となることもあります。

 

最後に

喘息の症状は風邪症状と似ているため、軽症のうちは放置されがちです。しかし、喘息は放っておくと悪化し、重症化すると日常生活に支障をきたします。
前述のような症状がある場合には医療機関で適切な治療を受けましょう。
また、日頃の健康のためにも、年に一度の人間ドックや健康診断を受診しましょう。

 

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~アナフィラキシーショックを知っていますか?~

アナフィラキシーショックとは

何かしらのアレルギーの原因となる食べ物や薬など、体内に入ってから多くは30分以内に皮膚、粘膜、呼吸器、消化器、循環器などの複数の臓器に様々な症状が現れることをアナフィラキシーショックといいます。
アナフィラキシーショックはすぐに症状が現れる場合や、数時間経ってから症状が現れる場合もあり、血圧低下や意識障害、呼吸困難を伴い、命にかかわる重篤な状態まで至ってしまうケースもありますので注意が必要です。

主な原因となるもの

① 食べ物…そば、甲殻類、鶏卵、魚卵、ナッツ類、小麦、牛乳、大豆、果物など
② 昆虫や生物による刺咬…蜂、蟻、クラゲ、ハムスター、ヘビなど
③ 薬剤…抗菌薬、解熱鎮痛剤、麻酔薬、造影剤、血液製剤など
④ ラテックス…ゴム手袋、風船、カテーテル、ゴム靴など

どのような症状か

① 皮膚・粘膜の症状…全身にじんましんが出る、喉頭粘膜が腫れ呼吸がしづらい
② 呼吸器症状…咳や喘鳴(ゼーゼーやヒューヒューといった呼吸になる)
③ 循環器症状…血圧低下や意識障害
④ 持続する消化器症状…嘔吐、下痢、腹痛

 

もしもアナフィラキシーショックが起こったら

アナフィラキシーショックが起こる場所は、家庭や学校、職場、農作業中などいつ・どこで発生してもおかしくありません。
そのため、まずは原因物質を避けるような対応策が必要であり、もしもアナフィラキシーショックが起きた際には、すぐに救急要請を行い、衣服を緩めて、30cmほど足を上げた状態で寝かせます。
万が一、心肺停止の場合も落ち着いて、胸骨圧迫やAEDなどの心肺蘇生の対応が必要となることもあります。

 

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)

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ミルモくんの健康情報~心臓弁膜症について~

心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)とは、心臓にある「弁(べん)」という構造に異常が生じて正常に機能しなくなる病気です。
心臓には4つの部屋(左右の心房と心室)があり、これらの間にある4つの弁(僧帽弁・大動脈弁・三尖弁・肺動脈弁)が、血液の流れを一方向に保つ働きをしています。
これらの弁に異常があると、血液の流れがスムーズでなくなり、心臓に負担がかかります。

 

心臓弁膜症には主に2つのタイプがあります。
1. 狭窄(きょうさく):弁が硬くなって開きにくくなり、血液が十分に流れにくくなる状態。
2. 閉鎖不全(へいさふぜん):弁がしっかり閉まらず、血液が逆流してしまう状態。
どちらも心臓に過剰な負担をかけ、徐々に心臓の働きが弱くなっていきます。
原因には、動脈硬化やリウマチ熱の後遺症、生まれつきの異常があり、高齢者では加齢による弁の変性が多くみられます。
どの原因であっても弁が正常に機能しなくなることで心臓に負担がかかり、治療が必要になる場合があります。

 

主な症状は、息切れ、動悸(どうき)、疲れやすさ、胸の痛み、足のむくみなどです。
進行すると心不全の原因にもなり、日常生活に支障をきたすようになります。
しかし、初期は症状が出にくいため、健康診断で発見されることもあります。
特に高齢者では、「最近、階段がきつくなった」「少し動いただけで息が上がる」といった変化に注意が必要です。

 

心臓弁膜症は、放置すると命に関わることもありますが、早期発見・適切な治療によって日常生活を保つことが可能です。
年齢とともにリスクが高まるため定期的な健康診断を受けることが大切です。
息切れやむくみなど、気になる症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。

 

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)