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  • 【飼料畑雑草】④アブラナ科、シソ科、スベリヒユ科、トクサ科、ナデシコ科、ゴマノハグサ科・・・

    ナズナ
    アブラナ科 越年草
    草丈 10~50cm  生育期 11~6月
    スプリングフラッシュ時に目立つ草の一つ。春の牧草の生育の妨げとなる。日の当たる場所での生育は旺盛。寒暖の差によって葉の形が異なる。イタリアンライグラス等の圃場で見られ、秋の牧草播種で少々厚播きにすると生育を抑制できる。生育期での処理は、広葉用除草剤で対処可。春の七草。
    カラクサナズナ
    アブラナ科 越年草
    草丈 10~30cm  生育期 10~5月
    草自体異臭を放つため、乳牛のエサに混入した場合は牛乳に臭いが移行することもある。永年マメ科草の草地で発生した場合対処が難しいが、イタリアンライグラスの圃場で発生した場合は、播種量を2倍にする等多めに播くことで対処できる。
    ホトケノザ
    シソ科 越年草
    草丈 10~30cm  生育期 12~6月
    スプリングフラッシュ時に目立つ草の一つ。春の牧草の生育の妨げとなる。日の当たる場所での生育は旺盛。春刈取りの牧草でみられ、播種量を少々多めにすると抑制できる。春の7草のホトケノザとはタビラコ(キク科)のことで、この草とは異なる。草種名は、葉の形が仏の連座に似ているので仏の座になったとも言われる。
    スベリヒユ
    スベリヒユ科 1年草
    草丈 15~30cm  生育期 3~10月
    多肉性の草。草高が低いため害の程度は少ないが、他の雑草があまりない所に生育することが多い。全体を茄でて食べることが出来る。光が当たらないように作物の生育を良好にすることで抑制できる。マツバボタンの仲間。
    スギナ
    トクサ科 多年草

    草丈 30~60cm   生育期 3~10月
    繁殖の働きはツクシの部分が行い、緑の部分が栄養茎となっている。土壌が酸性条件となっているところで見られることが多い。害は小さい。除草剤により防除が可能であるが、土壌改善を行い、作物を生育良好にすることにより抑制できる。
    ハコベ
    ナデシコ科 一年草 又は 越年草
    草丈 10~30cm  生育期 通年
    スプリングフラッシュ時に目立つ草の一つ。春の牧草の生育の妨げとなる。牧草播種時の厚播きにより対処できる。春の七草。小鳥のエサともなる。生育期の処理では、広葉用除草剤散布により抑制できる。類似種にコハコベ、ウシハコベ、ノミノフスマ等がある。
    オランダミミナグサ
    ナデシコ科 越年草
    草丈 10~60cm  生育期 11~6月
    スプリングフラッシュ時に目立つ草の一つ。春の牧草の生育の妨げとなる。類似種には、在来種のミミナグサがあり、茎の色が紫色。牧草播種時の厚播きによって対処できる。
    オオイヌノフグリ
    ゴマノハグサ科 越年草
    草丈 10~30㎝  生育期  11~7月
    スプリングフラッシュ時に目立り草の一つ。花は朝に咲き、陽が傾くとつぼみ出す。春の牧草の生育の妨げとなる。類似種にタチイヌフグリがあり、ほぼ同じ時期に生育する。牧草播種時に少々厚播きにすると抑制できる。
    出典: 熊本県飼料畑雑草ハンドブック