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健康情報

ミルモくんの健康情報~アナフィラキシーショックを知っていますか?~

アナフィラキシーショックとは

何かしらのアレルギーの原因となる食べ物や薬など、体内に入ってから多くは30分以内に皮膚、粘膜、呼吸器、消化器、循環器などの複数の臓器に様々な症状が現れることをアナフィラキシーショックといいます。
アナフィラキシーショックはすぐに症状が現れる場合や、数時間経ってから症状が現れる場合もあり、血圧低下や意識障害、呼吸困難を伴い、命にかかわる重篤な状態まで至ってしまうケースもありますので注意が必要です。

主な原因となるもの

① 食べ物…そば、甲殻類、鶏卵、魚卵、ナッツ類、小麦、牛乳、大豆、果物など
② 昆虫や生物による刺咬…蜂、蟻、クラゲ、ハムスター、ヘビなど
③ 薬剤…抗菌薬、解熱鎮痛剤、麻酔薬、造影剤、血液製剤など
④ ラテックス…ゴム手袋、風船、カテーテル、ゴム靴など

どのような症状か

① 皮膚・粘膜の症状…全身にじんましんが出る、喉頭粘膜が腫れ呼吸がしづらい
② 呼吸器症状…咳や喘鳴(ゼーゼーやヒューヒューといった呼吸になる)
③ 循環器症状…血圧低下や意識障害
④ 持続する消化器症状…嘔吐、下痢、腹痛

 

もしもアナフィラキシーショックが起こったら

アナフィラキシーショックが起こる場所は、家庭や学校、職場、農作業中などいつ・どこで発生してもおかしくありません。
そのため、まずは原因物質を避けるような対応策が必要であり、もしもアナフィラキシーショックが起きた際には、すぐに救急要請を行い、衣服を緩めて、30cmほど足を上げた状態で寝かせます。
万が一、心肺停止の場合も落ち着いて、胸骨圧迫やAEDなどの心肺蘇生の対応が必要となることもあります。

 

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)