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健康情報
ミルモくんの健康情報~痛風~
痛風とは
ある日突然、足の親指などの関節が腫れて激痛におそわれます。
この症状は発作的に起こることから痛風発作とよばれ、2~3日は歩けないほどの痛みが続きます。
痛みは徐々にやわらいでいきますが、正しい診断や治療を受けずに放置していると、同じような発作が繰り返し起こり悪化していきます。
また、痛風の放置は、痛風腎といって慢性腎不全の原因となり、最悪の場合、人工透析となります。
原因
痛風の背後には高尿酸血症という病気が潜んでいます。
これは体内でつくられる尿酸が増え過ぎている状態で、尿酸はプリン体が分解されて作られます。
プリン体は高カロリー食、レバーやエビなどの動物性食品、アルコール飲料などに多く含まれているので、これらの食品の摂り過ぎは痛風の原因となります。
症状
前兆として患部に違和感やむずむずした感じがあります。
これを放置するとだんだんと痛みが生じ、24時間以内に痛みが最高潮に達します。
この痛みは耐え難いほどの激痛で日常生活が困難になるほどです。
検査・診断
まず診察にて関節炎や痛風結節(皮膚の下や腱などにできる尿酸塩結晶が固まって大きくなった塊)の有無を確認します。
また、血液検査や尿検査を行い、尿酸値や尿中尿酸量などを調べます。
骨の状態を確認するためにX線検査を行ったりもします。
治療
痛みがないときでも原因である高尿酸血症を治療しないと痛風が再発しますので、痛風発作が治まったら尿酸値を下げる薬の服用を開始します。
高尿酸血症の治療によって、腎障害の進行も予防できます。
薬物療法のほかに大切なのが生活習慣の改善です。激しい運動や過食、多量の飲酒を避けます。
気になる方は
痛風について、その概要や原因、治療などについてお伝えしてまいりました。
皆様が日頃受けている健康診断では尿酸の検査が一緒にできることも多いため必ず健診結果を確認してください。
少しでも気になることがあれば早めに医療機関を受診することをお勧めします。
最後に、厚生連診療所でも血液検査や薬の処方を行うことができますので、お気軽にご相談ください。
【おすすめ健康レシピ】
※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)