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健康情報

ミルモくんの健康情報~胃がんについて~

胃がんについて

胃がんの発病率、胃がんの死亡率ともに、ここ十数年で1位から3位にまで下がりました。この要因としては胃カメラ受診者の増加、ピロリ菌感染者の減少が挙げられます。胃がんは早期発見すれば生存率が高く、初期段階で発見された場合の5年生存率は96.3%、10年生存率も90.9%となっています。つまり、早期に発見できさえすれば、胃がんはほぼ死なないがんといっても過言ではありません。

胃がんのリスク要因

胃がんの原因の98%とも言われるピロリ菌は、胃の粘膜に生息する細菌で胃炎や胃潰瘍、胃がんを引き起こします。日本人全体のピロリ菌感染率は約5割と言われています。その他、胃粘膜の傷をつけたり、荒らしてしまう事が多々あると癌になりやすくなります。塩分を多く含む食品を取り過ぎると胃粘膜が荒れてしまい胃がん発病のリスクになります。またアルコールは適量であれば問題ありませんが飲み過ぎると粘膜を荒らしてしまいます。喫煙も煙草に含まれる有害物質により、胃がんのリスクを高めます。

胃がんを早期発見するには

初期の胃がんは自覚症状がほとんどないため、定期的な胃がん検診で見つけるしかありません。胃がん検診には、発泡剤とバリウムを飲んで胃を膨らませ、X線で様々な角度から胃全体を撮影するバリウム検査と、胃内部に直接カメラを挿入し胃壁を観察する内視鏡検査(胃カメラ)があります。バリウム検査は地域の住民健診や事業所健診で、内視鏡検査は医療機関で受けることが出来ますので積極的に受診することをお勧めします。バリウム検査、内視鏡検査は厚生連の施設健診でも人間ドックのオプションとして受けることが出来ます。

 

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)