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健康情報

ミルモくんの健康情報~乳がんについて~

乳がんとは

乳房の中の乳腺という部位に発生する悪性腫瘍を「乳がん」と言います。
日本人女性の9人に1人は生涯のうちに乳がんを発症するといわれており、女性がかかるがんの中で最も多く、年々増加傾向にあります。
全国的にみると、年間約10万人の方が「乳がん」と診断され、およそ1万4千人以上の方が乳がんで亡くなっています。

要因

乳がんの発生には、女性ホルモンのエストロゲンが深く関わっていることが知られており、要因としては以下が挙げられます。
・出産の経験がない方や初産の年齢が高い方
・初経年齢が早く、閉経年齢が遅い方
・近親者に乳がんになった方がいる場合
その他、肥満、飲酒や喫煙、運動不足といった生活習慣や、糖尿病なども乳がんの発生リスクを高めると考えられています。

症状

早期乳がんの多くは症状がないと言われていますが、代表的な症状としては自己触診などで気づく乳房の「しこり」です。他には、乳房にえくぼのようなくぼみができる、乳頭や乳輪がただれる、左右の乳房の形が非対称になるなどがあります。

検査

乳がんの検査では、画像診断を用いた「マンモグラフィ検査」や「超音波検査(エコー)」を行います。
検査で乳がんが疑われる場合は、病変部分に針を刺し細胞や組織を採取して、顕微鏡で確認します。そこでがん細胞が確認されると乳がんと診断されます。

早期発見するためには

乳がんを早期発見するためには、日頃から乳房を意識する生活習慣である「ブレスト・アウェアネス」が大切です。
ブレスト・アウェアネスには4つのポイントがあります。
① 普段から乳房をチェックし、自分の乳房の状態を知っておきましょう。
② 乳房の変化に気を付けましょう。
③ 気になる変化に気づいたら、検診を待たずに専門の医療機関を受診しましょう。
④ 自覚症状がなくても40歳になったら最低2年に1回、定期的に乳がん検診を受けましょう。

最後に

乳がんは他のがんと比較して、薬物療法(薬を使ったがんの治療)や放射線療法(放射線によるがんの治療)の治療効果が高いがんです。そのため、早期に発見し早期に治療が開始されれば良好な経過が期待できます。乳房の変化を感じたら速やかに医師に相談することが大切です。
早期発見には、定期的な検診の受診が有効です。
JA熊本厚生連でもマンモグラフィ検診、乳房超音波検診を実施しておりますのでお気軽にご相談ください。

 

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)