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健康情報

ミルモくんの健康情報~膵臓がんについて~

膵臓は、おなかのみぞおち辺りで胃の裏側に位置し、血糖を調整するホルモンであるインスリンや消化液の一種である膵液を分泌する臓器として働いています。膵臓がんの死亡数は、国立がん研究センター2021年の報告によると、がんの部位別死亡数で男性4位、女性3位と上位に占めており、近年増加傾向で死亡率が高いがんの代表であり、進行が速いため早期の発見と迅速な治療判断が重要といわれています。
しかし、膵臓がんは早期の状態では、自覚症状がほとんどないため、なかなか発見することが難しく、進行してから腹痛、体重減少、背部痛、黄疸等で気づく場合が多く、また、糖尿病の血糖コントロールが急に悪くなった時など膵臓がんを発症している場合もありますので、糖尿病を治療中の方は特に要注意です。

膵臓がんの危険因子

危険因子が多いほど膵臓がんのリスクが高くなります。
・血縁者にすい臓がんを発症した人がいる。
・喫煙者、大量飲酒をされる方、肥満者。
・慢性膵炎や糖尿病の既往がある方。

早期発見に向けて

膵臓がんは早期発見が難しく、見つかったときにはがんが進行し、他の臓器に転移している場合が多いため、人間ドックや健康診断を毎年受け早期発見に努めることが重要です。
また、数ある検査のなかでも腹部超音波検査は、膵臓がんの間接所見(膵管の拡張や膵のう胞)の発見に有効であり、年に1回は健康診断等で受診することをお勧めします。
さらに人間ドックでは、腫瘍マーカー検査などオプションで受けられる場合もありますので40歳を過ぎたら人間ドックの受診もお勧めします。
JA熊本厚生連では、施設内の人間ドックに腹部超音波検査が含まれており、また、腫瘍マーカー検査をオプションで受けることができますので、ご利用をご検討下さい。

 

 

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)