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健康情報

ミルモくんの健康情報~胃潰瘍・十二指腸潰瘍について~

胃潰瘍(いかいよう)・十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)とは、胃や十二指腸の壁に傷がつく病気のことです。

原因

潰瘍を発症する主な原因は、ヘリコバクター・ピロリ菌感染や痛み止め(NSAIDs(エヌセイズ):非ステロイド性抗炎症薬)の長期内服です。

症状

潰瘍の症状は、胃壁・十二指腸壁の障害や損傷の程度、また潰瘍の原因によって異なります。
①初期の段階での典型的な自覚症状は、みぞおちの中央あたりに生じる鈍い痛みです。
②潰瘍によって胃や十二指腸の運動機能に支障をきたし、嚥下困難(えんげこんなん)や誤嚥(ごえん)、胸やけ、胸痛、嘔吐、食べ物の逆流などが生じます。
③潰瘍がさらに進行して胃壁や消化管壁の血管内に食い込んでいくと出血が起こり、下血(げけつ)(黒色便~タール便)や、吐血(とけつ)の症状が出ます。
④出血が長く続くことによって貧血が引き起こる場合があります。
⑤痛み止め(NSAIDs)が原因で起こる潰瘍は、鎮痛作用の影響で自覚症状が現れず、重症化すると出血性病変がみられます。

治療

治療には、胃酸の分泌を抑える薬や胃の粘膜を保護する薬が使用されます。また、ピロリ菌を除菌する治療も効果的です。

セルフケア

潰瘍は前述の原因に加え、喫煙やストレス、香辛料、カフェイン、アルコールの取りすぎなどが発症の危険性を高める可能性があるので、食生活など生活習慣を見直すことを心がけましょう。

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※PDFファイルです。
(資料提供:JA熊本厚生連)