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健康情報

ミルモくんの健康情報~熱中症について~

熱中症とは?

熱中症とは、高温多湿な環境の中で体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かなくなったりする状態のことをいいます。
症状は、めまいや気分不良などから始まり、重症化すると死に至る可能性もあり、2020年には全国で1,528名の方が亡くなっています。

熱中症が起こりやすい時期

5月下旬頃には梅雨に入り、7月に入ると急に温度も上昇するため、蒸し暑さが引き金となることで、7~8月頃に熱中症のピークを迎えます。
通常、人体は体内に溜まった熱を皮膚表面からの自然放熱や、汗をかいて蒸発することによる気化熱で体を冷やす効果などにより、体温が高くなり過ぎないように調整する機能を備えています。
しかし、梅雨の時期は湿度が高いため、汗が皮膚から蒸発されず、体内の熱を放出しにくくなり、熱中症の発症につながる危険性が高くなります。

熱中症の予防

熱中症は命にかかわることもありますが、予防法を知っていれば防ぐことができます。
新型コロナウイルスの感染拡大により、1年中マスクの装着が必要となっている生活様式の中で、熱中症を予防するためのポイントは3つあります。
①屋外で人と十分な距離(2m以上)が確保できる場合は、マスクを外すことも可能です。
②マスクを着用しているときは、負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人との距離を十分にとったうえで、適宜マスクをはずして休憩をとる。
③のどが渇く前にこまめに水分を補給し、汗を多量にかいたときは、スポーツドリンクや塩あめ等で塩分を補給する。

最後に

熱中症は、軽度の体調不良が発生したら、すぐに風通しのいい日陰やクーラーなどが効いている室内など涼しい場所へ移し、衣服をゆるめたり、体に水をかけたりするなどして、体から熱を放散させ冷やすことで、応急処置を行うことが出来ます。
日頃から、新型コロナウイルスの感染防止を徹底するとともに、体温測定や健康チェックを行い、熊本の暑い夏を乗り切っていきましょう。

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※PDFファイルです。

(資料提供:JA熊本厚生連)