カフェ・オ・レができるまで

カフェ・オ・レができるまでLONGLIFE

カフェ・オ・レは
どうやってできるの?

未開封の状態なら、冷蔵庫に入れなくても長期間保存できるロングライフ(LL)商品。その中でも、昭和58年から世代を超えて愛されてきたらくのうマザーズのカフェ・オ・レはどうやってできているのかな?

らくのうマザーズのロングセラー「カフェ・オ・レ」ができるまでを見てみよう!

ロングライフ商品って?

らくのうマザーズ「カフェ・オ・レ」要冷蔵タイプのものよりも長持ちすることから、Long Life(ロングライフ)= LL商品と呼ばれています。また、常温保存できるため、家庭での備蓄飲料としても適しています。未開封時は『常温保存可能品』ですが、一度開封した場合は10℃以下で保存し、賞味期限にかかわらず早めにお飲みください。

カフェ・オ・レができるまでを
写真で見てみよう!

  • 牧場から生乳が届く

    1熊本県内の牧場から
    新鮮な生乳が届きます

    「ミルクローリー」が牧場をまわって集めてきた新鮮な生乳が、毎日工場へ運ばれてきます。工場に到着した生乳は、「トラックスケール」という体重計を大きくしたような秤で車ごと重さを量り、受入検査を待ちます。

  • 受入検査

    2受け入れ検査を行います

    到着した生乳が受入基準を満たしたものか調べるため、ミルクローリーごとにいくつもの厳しい検査を行います。それぞれの段階で行う徹底した検査が、安心で安全な製品づくりの基本です。

  • 生乳を受け入れる

    3生乳を受け入れます

    受入検査に合格した生乳だけを、工場へ受け入れます。空になったミルクローリーは、もう一度トラックスケールで重さを量ります。1で量った重さから、空になったミルクローリーの重さを引き、何kgの生乳を受け入れたのか記録します。

  • 清浄化する

    4生乳を清浄化します

    生乳を受け入れる時には、生乳に混じっているかもしれない目に見えない小さな異物などを、高速回転を利用した「クラリファイア(清浄機)」で遠心分離し、清浄化します。

  • 貯乳タンクに貯める

    5タンクに貯めます(貯乳)

    清浄化された生乳をさらに冷やし、「貯乳タンク」に貯めます。タンクの中の生乳は3℃以下に保たれ、クリーム(乳脂肪)が浮いてくるのを防ぐため、ゆっくりとかき混ぜられています。

  • コーヒーなどを調合する

    6コーヒーなどを調合します

    当日の製造量をもとに、生乳やコーヒーなどが何kg必要か計算し、準備をします。調合は「調合タンク」の中で行います。まず、貯乳していた生乳を調合タンクに移し、粉末状のコーヒーなどを「溶解機」で溶かして加えます。その後、調合したカフェ・オ・レの成分検査を行います。

  • 滅菌して無菌状態にする

    7滅菌して無菌状態にします

    成分検査に合格したカフェ・オ・レを、「殺菌機(プレート式熱交換機)」をつかって140℃で3秒間滅菌し、無菌状態にします。殺菌機では、①予熱する、②140℃まで加熱する、③140℃で3秒間滅菌する、④温度を下げる、という作業が連続して行われます。

  • 脂肪球を細かくする

    8脂肪球を細かくします(均質化)

    生乳に含まれる脂肪球の大きさはバラバラで、静かな状態で保存するとクリーム(乳脂肪)が浮いてきてしまいます。そこで、「ホモゲナイザー(均質機)」で高い圧力をかけ、脂肪球の粒がそろった細かいサイズに均質化します。そうすることで、クリームが浮いてくるのを防ぎ、また飲んだ時に消化吸収がよくなります。

  • アセプティックタンクに貯める

    9タンクに貯めます

    均質化後に常温まで温度が下げられたカフェ・オ・レは「アセプティックタンク」に貯められ、パック詰め(充填)のときを待ちます。

  • 包材をセットする

    10充填機に包材(紙)をセットします

    常温で長期保存ができるロングライフ製品のカフェ・オ・レ。長期保存できる理由のひとつが、この包材(紙)にあります。紙とポリエチレンとアルミ箔を重ねた6層構造の包材が、光と酸素から製品を守り、品質の低下を防ぎます。包材は一巻きでカフェ・オ・レ15,000本分あり、ロール状に巻かれたまま「充填機」にセットされます。

  • 充填・サンプル検査

    11充填を行い検査します

    製造スタートの製品は、品質管理の担当者により成分検査、風味検査などの厳しい検査に合格しなければ製品化されることはありません。

  • カフェ・オ・レを充填する

    12カフェ・オ・レを充填します

    すべての検査に合格したら、いよいよ充填を開始します。
    充填機はクリーンルームにあり、充填機の中も無菌に管理されています。滅菌した包材に、無菌に管理された環境で充填することで、常温で長期保存ができるロングライフ製品となるのです。

  • 充填と同時にパック成形

    13充填とパックの形成が同時に行われます

    殺菌された充填機では、①包材の両端を熱で圧着し筒状にする、②筒状の中にカフェ・オ・レが注ぎ込まれると同時にパックの上部・下部を熱で圧着し、パックをカットする、③四角い形に形成する、という作業が自動的に連続して行われます。形成されたカフェ・オ・レのパックは、ベルトコンベアに乗って充填機の外へ運び出されます。

  • 日付印字・ストロー付け

    14賞味期限などを印字し
    ストローを取り付けます

    充填機から運び出されたカフェ・オ・レは、そのまま外包装室まで運ばれます。パックはベルトコンベアに乗ったまま、①賞味期限とLot番号・機械番号の印字、②ストローの取り付け、がそれぞれ行われます。

  • ダンボール詰め・保管

    15ダンボールに詰め自動倉庫に保管します

    カフェ・オ・レを24本ずつダンボールに詰め、透明のフィルムで包みます。熱風の出る「シュリンカー」のトンネルをとおし、フィルムを圧縮させ包装します。その後、パレタイザーでパレットに積み上げ、出荷前の検査結果が出るまで自動倉庫で保管します。1パレットには、最高104ケース(2,496本)積むことができます。

  • 最終検査に一週間

    16出荷前の検査を行います

    完成したカフェ・オ・レの中から決められた本数を抜き出し、30℃・55℃に保たれた検査用保管庫(恒温室)に保管します。30℃・55℃という環境に置くのはロングライフ製品の特徴である、「常温保存」、「長期保存」に耐えうるかを確認するためで徹底した品質検査を行います。

  • 日本各地へ出荷

    17いよいよ出荷です

    最後の検査に合格したカフェ・オ・レは、トラックに積み込まれ、日本各地へと届けられます。長年愛されるカフェ・オ・レが、もうすぐみなさまのお手元に到着します。

パックにカフェ・オ・レを入れる~充填から出荷~ を動画で見てみよう!