安眠のすすめ
2010年3月 1日
誰でも、たまには眠れない日があるものですが、疲れているのに、夜中や早朝に目が醒めてしまってよく眠れない、それが休日も含めて毎日続いていて苦しい、というようなことがあったら、うつ病の入り口に立っているのかもしれません。「そのうち治るだろう」などとがまんしているうちに病気が悪化して、結局長期間の療養が必要になることもあります。早めにかかりつけ医など身近なお医者さんに相談してください。
さて、リラックスして良い眠りをとるためにはどうしたらいいでしょうか。皆さんそれぞれに安眠の方法をお持ちのことと思いますが、『安眠のコツ』を紹介します。
起床時間を一定にする
毎日同じ時間に起床しましょう。休みの日もなるべく同じ時間に起床します。寝たりなくて、日中に眠くなってしまうのなら、昼寝をするといいでしょう。10~15分で十分疲れがとれます。ただ、30分以上昼寝をすると、夜に寝られなくなることもありますからご注意を。
太陽の光を浴びる
太陽の光には、乱れた睡眠リズムを調整する働きがあります。朝目覚めたら、太陽の光を浴びましょう。
夕方に適度の運動をする
夕方に軽く汗ばむ程度の運動をすると、ほどよい肉体的疲労が残り、心地よい眠りを生み出してくれます。
寝る前にリラックスタイムをとる
ぬるめのお風呂にゆっくり入ったり、ゆったりと音楽を聞いたりして、寝る前に心も体もリラックスする時間を持ちましょう。
【おすすめ健康レシピ】
※pdfファイルです
(資料提供:JA熊本厚生連)
肥満について
2010年2月 2日
「肥満症」とは肥満に起因ないし関連する健康障害(医学的異常)を合併する場合で、医学的に肥満を軽減する治療を必要とする病態を言います。また、肥満による合併症としては、高血圧、脂質異常症、糖尿病、痛風、胆石、脂肪肝、狭心症、心筋梗塞(こうそく)、肺換気不良などが代表的な疾患です。
1996年(平成8)に成人病という名称が生活習慣病と改められ、その急増に「肥満」が大きく関与していることが注目されています。肥満の判定には、成人では体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で除したbody mass index(BMI)が国際的標準指標として広く使用されています。日本人成人ではBMI≧25から健康障害が増加する、とされています。
肥満に関連して、「メタボリックシンドローム(通称メタボ)」という言葉をよく耳にします。これは、内臓脂肪の蓄積(ウエスト周囲径の増大)が必須条件で、これに加えて脂質代謝異常、高血圧、高血糖の3項目のうち2項目以上を満たす場合に、メタボリックシンドロームと診断されます。内臓脂肪の蓄積により、糖代謝異常、脂質代謝異常、高血圧などの動脈硬化の危険度が高くなり、10年後の虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞 )の危険度が、正常な人に比べ36倍も高くなります。また、メタボリックシンドロームの人は、10年後の医療費が正常の人より3倍高くなるというデータもあります。
肥満の治療の基本は、エネルギー摂取の制限です。まず食事療法が重要で、特に糖質やアルコール類は控えめにすることが大切です。食行動についての注意も大切で、ゆっくり食べること、食事の回数を減らさないこと、互いに牽制(けんせい)しあって減量するよう努力することも必要です。できるだけ体を動かしてエネルギー消費を増すことも重要です。
ご自身の健康状態をチェックするためにも、年1回の健康診断を受診することで、食事や運動など、日常での健康意識が高まり、継続につながることと思います。
(資料提供:JA熊本厚生連)
腰痛について
2010年1月 4日
腰痛はいまでは『国民病』となり、約80%の人が経験しているといわれているほど多い症状です。特に最近では中高年だけでなく、若い方も腰痛が増えています。
腰痛と一言でいってもその症状は幅広く、腰が痛いのはもちろん腰が重たくだるい、でん部が痛い、でん部から足にかけて痛みがあるものまで含まれます。また原因も様々ですが、一般的に起こる痛みの多くは『筋肉』によるものです。
若い人であればデスクワークや車の運転などで長時間同じ姿勢をとり続けたり、悪い姿勢からくるものがほとんどで、腰椎を支えている筋肉が硬直し、血行が悪くなることで筋肉に疲労物質が蓄積することで痛みが起こります。
中高年の方ですと、加齢とともに筋力が低下することで腰痛を引き起こしてしまいます。また年齢に関わらず、肥満体型の方や妊婦の方、足に合わない靴を履いていたり、腰に負担が大きくかかるため腰痛になりやすいといわれています。
腰痛は一度なると何度でも繰り返し治りにくく、逆に悪くなる場合が多いようです。まずは正しい姿勢を心がけたり、物を持ちあげる時は必ずしゃがんで取るなど、腰に負担がかからないように日頃から気をつけることで悪化を防いだり、腰痛を予防することができます。
最も重要なのは運動ですが過度の運動は禁物です。ほんの少しでも効果的なので、バス停を今までより一区間短くしてその分歩くようにしたり、出来るだけ階段を利用したりするなど、適度な運動を心がけましょう。
(資料提供:JA熊本厚生連)
「痛風とは?」について
2009年12月 1日
【痛風とはどんな病気?】
「風にあたったくらいでも痛い」ことがその名前の由来になっているくらい、突然足の親指の付け根の関節が赤く腫れて痛み出す病気で圧倒的に男性に多い疾患です。発作的な症状なので1週間から10日程たつと次第に治まって、しばらくすると全く症状がなくなります。この関節炎は、痛風の1症状に過ぎません。痛風は体の中に「尿酸」という物質が異常にたまる体全体の病気です。
血液の中の尿酸の高い状態が何年にもわたって続くと、体内に尿酸が沈着し害を及ぼします。関節の中に沈着したものが、いわゆる痛風発作ですが、最も恐ろしいのは腎臓の病気や動脈硬化が進んでいくことです。痛みが無くなったからと安心して放置しておくと、次第に内臓までむしばまれていく。これが痛風の本当に怖いところです。
【痛風はなぜ男性に多いのか?】
男性:約98%、女性:約2%と、圧倒的に男性に多い病気です。
理由は、痛風の原因である尿酸の血液中の濃度(血清尿酸値)が男性の方が高いからです。
【日常注意するポイントは?】
尿酸値を下げるためには、次のような点で日常生活の注意をしましょう。
| 1)肥満を解消すること 総カロリーを制限する、偏食を避け、多品目を少量づつ、ゆっくり噛んで食べる。 |
| 2)アルコール飲料を控えること 一気飲みしない、たくさん飲まない、休肝日を設ける、ビールばかりにしない。 |
| 3)積極的に水分を摂取すること 季節を問わず、尿が1日2リットル以上になる様にするのが理想ですが、少なく とも毎日2リットル 以上の水分をとること。 |
| 4)軽い運動を行うこと ウォーキングなどの有酸素運動は尿酸値を上げず、痛風の人に多い高血圧など の合併症にも有効です。 |
| 5)精神的ストレスをうまく緩和すること のんびりゆっくり型のストレス対策が必要です。 |

(資料提供:JA熊本厚生連)
高血圧予防について
2009年11月 2日
『高血圧予防』
高血圧には、何らかの原因で血圧調整機構が正常に動かなくなった原因不明の本態性高血圧症と糖尿病や高脂血症などが原因の二次性高血圧症があります。
高血圧のほとんどは、本態性で原因を知ることで、予防もできます。
ストレスや不摂生などによる肥満、のぼせ症、便秘、イライラなど血管が弾性をなくし、内腔が狭くなることが原因のひとつであり、血液が粘りを帯び、循環する血液が増えることで高血圧症となります。
改善方法は、
【軽視しない】
専門医の相談を早目にし、生活態度を含め指導してもらう。
【食事療法、運動不足の解消】
高脂肪、高タンパクの食事をさけ、過栄養状態にならない。
適度な運動を習慣にし、食事で減塩を心がける。
食事にはねぎ類(ネギ、タマネギ、ラッキョウなど)、納豆、生姜など利用する。
【民間療法】
動脈硬化の予防が期待できる、オオバコ、クコ、クワ、柿の葉、羅布麻、アシタバ、ゲンノショウコウ、ドクダミ、ヨ モギなどを含むお茶を愛用する。
【漢方薬】
漢方では症状によって処方が違っているが、大柴胡湯、黄連解毒湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、釣藤散、五苓散、七物降下湯、八味地黄丸などがある。
【現代医学】
数多くの毛細血管のある臓器(脳・心臓・肝臓・腎臓・膵臓など)に、無理に血圧を下げると、それらの臓器が傷付くことになる。高い血圧を下げながら、臓器の保護作用もする薬が求められる。最近、優れた薬が利用されているが、臓器保護効果を監視する専門医が必要である。
高血圧は初期には自覚症状がでません。早い段階で発見し効果的な生活改善、治療を行うことで高血圧症の悪化を予防できます。
年1回の健診を受診し、定期的な検査を心がけましょう。
(資料提供:JA熊本厚生連)
ストレッチの効果
2009年10月 6日
<ストレッチとは>
ストレッチは静的ストレッチと動的ストレッチの2種類に分けられます。以前はストレッチというと、反動をつけたり、第3者がからだを押したりして無理に行う体操、すなわち「動的ストレッチ」のことと思われることが多かったですが、しかし、このような方法では柔軟性はあまり向上せず、逆に無理を行うことによって、筋肉や靭帯などを傷つけてしまいます。とくに、筋力が弱く、関節可動域が小さい中高年では、動的ストレッチによって障害を起こす可能性が高いのです。
そこで、近年では、反動をつけたり、痛みをこらえて行うのではなく、「筋肉をゆっくり伸ばしていき、その伸ばした状態を維持する」すなわち、静的ストレッチが普及してきました。
なお、現在は一般的にストレッチというと、この静的ストレッチのことを指します。
<ストレッチの効果>
■筋肉のしなやかさの向上
主動筋と抵抗筋がタイミングよく収縮と弛緩のできる筋肉は動作時の柔軟性にも優れ、運動時や生活活動時に効率の良いしなやかな動きをもたらしてくれます。
■関節可動域の拡大
運動時、何かの拍子に強いはずみがついてしまった、着地した時足をくじいてしまったなどのときは、関節の可動域に余裕がなかったら、ケガをしてしまいます。日頃のストレッチ体操で筋肉や関節が引き伸ばされた時に起こりうるケガを予防しましょう。
■習慣的な不良姿勢の改善
職業柄同じ姿勢をとり続けていたり、体型の変化や、筋肉の衰えなどがあると、加齢とともに姿勢が崩れがちなものです。しかし、ストレッチ体操で、それまで負担がかかっていた筋肉や関節を伸ばし、使われていなかった筋肉を使うことによって、少しずつ正しい姿勢が保てるようになります。
(資料提供:JA熊本厚生連)
貧血について
2009年9月 1日
貧血とは、血液中の赤血球(ヘマトクリット)の減少や、赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)の量が少なくなった状態をいいいいます。
ヘモグロビンは酸素を体の中に運び、いらなくなった二酸化炭素を持ち帰り、肺から外に出すなどの重要な働きをしているので、ヘモグロビンが少ないと、全身に運ばれる酸素の量が減少し、体が酸素不足になって様々な症状(めまい・立ちくらみ・頭痛・顔色が悪い・息切れ・疲れやすいなど)が起きます。
貧血には次のような種類があります。
●鉄欠乏性貧血(鉄分の不足)
●再生不良性貧血(造血機能の異常)
●巨赤芽球性貧血(悪性貧血)
●溶血性貧血(赤血球の早期破壊)
最も多いのがヘモグロビンの原料となる鉄分が不足して起こる鉄欠乏性貧血です。慢性的な出血・無理なダイエットや偏食・成長期の子供や妊娠中の女性・激しい運動・不規則な生活習慣などが原因となります。
貧血があるかどうかは血液一般検査でわかります。徐々に貧血になると体がそれに慣れて、かなり重症でも自覚症状があまり出ない場合があるので、定期的に検査を受けることが大切です。
また、特に男性やお年寄りの方などの貧血は出血性の病気(胃潰瘍・胃がん・大腸がん・痔など)が原因となっている場合があるようですので、早めに医師の診断を受けましょう。
(資料提供:JA熊本厚生連)
脳卒中ってどんな病気?について
2009年7月22日
『脳卒中ってどんな病気?』
脳卒中は、脳の血管がつまったり、破れたりして、その先の細胞に栄養が届かなくなって、細胞が死んでしまう病気です。
脳の血管がつまる代表的なものとしては脳梗塞、脳の血管が破れる代表的なものには脳出血があり、これらを総称して脳卒中と呼ばれています。
以前は栄養不良で血管が弱くて破れやすかったこと、また、高血圧の治療がよく出来ていない人が多かったため、脳出血が多かったのですが、現在では食生活の欧米化などにより高脂血症や糖尿病が増えたために血管がつまる脳梗塞が多くみられるようになりました。
脳卒中になると急に倒れて意識がなくなったり、半身の麻痺が起きたり、ろれつが回らなくなったりといった発作が起こったりします。処置が遅れると死に至る場合もあります。
そのようなことになる前に、定期的に脳の検査を受けましょう。 脳の検査にはCTやMRIといった画像診断や脳の血管だけを鮮明な画像にするMRAといった検査があり、このような検査をまとめて脳ドックとして実施されている医療機関も増えてきています。 積極的に脳ドックなどを受診し、必要な場合には早目の治療を受けるようにしましょう。
脳卒中は高血圧や高脂血症などの生活習慣病が原因となって起こることがほとんどです。大量の飲酒・たばこ・運動不足・肥満は生活習慣病の原因でもあり、脳卒中の危険因子でもあります。
脳卒中にならないためにも生活習慣病の予防が必要です。
日頃から規則正しい生活を送るよう心がけ、食べすぎ飲みすぎに注意し、運動不足にならないよう気をつけましょう。
(資料提供:JA熊本厚生連)
お口の健康について
2009年7月 1日
『お口の健康 ~歯周病について~』
歯磨きをしていて歯ぐきから出血することはありませんか?これは歯周病の症状の1つです。
歯周病は以前「歯槽膿漏」とも言っていましたが、歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。虫歯が原因で歯を失うことも多いですが、40歳以上の方の約8割が歯周病にかかっていると言われ、40歳以降で歯を失う最大の原因がこの歯周病です。
しかし、歯周病はほとんど自覚症状がなく進行し、歯がグラグラ動くとか歯並びが悪くなってきた状態で歯科を受診しても手遅れのことが多いです。この時にはすでに歯を支えている骨の大部分が溶かされているからです。
また、歯周病があると糖尿病や心臓疾患などの発生を高めるとも言われ、全身にも影響がでてきます。
歯周病の最大の原因はプラーク(歯垢)です。歯垢を取り除くには、歯磨きをしっかりと行い、磨き残しを防ぐことが大切です。歯垢がたまりやすい部分は、歯と歯の間や歯と歯肉の間です。そこにしっかりと歯ブラシがあたっていることを確認し、小刻みに歯ブラシを動かすことがポイントです。また、歯ブラシも毛先が開いていては効果がありませんので、開いてきたら交換をしましょう。
お口の健康状態が全身にも影響しますので、年1回の健康診断と歯科でのお口の健康チェックを受けることをお勧めします。
(資料提供:JA熊本厚生連)
内臓脂肪について
2009年6月20日
食事からの摂取エネルギーと運動による消費エネルギーのバランスが崩れると、体に必要以上の脂肪が蓄積され、肥満を引き起こします。肥満には大きく分けて、臓器のまわりに脂肪がつく「内臓脂肪型肥満」と皮膚の下に脂肪がつく「皮下脂肪型肥満」があり、このうち、「内臓脂肪型肥満」は動脈硬化が進行しやすく、生活習慣病の引き金になります。
脂肪細胞からは、動脈硬化を予防したり、血糖値を下げる働きのあるインスリンというホルモンの効きをよくする善玉の物質が通常分泌されています。しかし、内臓脂肪が増えすぎると善玉の物質が減り、糖尿病、高血圧、脂質異常症などを招く悪玉物質が分泌されます。
今、何かと世間を騒がせているメタボリックシンドロームも、内臓脂肪の蓄積が根底にあります。メタボリックシンドロームの診断基準は、腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上あり、高血糖、高血圧、脂質異常のうち、いずれか2つ以上が該当する場合をメタボリックシンドローム、1つ該当するものをメタボリックシンドローム予備軍といいます。
このメタボリックシンドロームは、悪い生活習慣の積み重ねによって起こります。日頃からバランスのとれた食事や食べすぎ飲みすぎに気をつけ、生活の中でしっかり体を動かす習慣を身につけましょう。
また、病気の初期には自覚症状がほとんどありませんので、年に1回は健康診断を受け、体の状態をチェックするようにしましょう。
(資料提供:JA熊本厚生連)
健康診断を受けましょう
2009年6月20日
あなたは健康診断を積極的に利用していますか。
刻々と変化している体をチェックするには健康診断が必要です。
日本人死亡原因の約60%はがん、心臓病、脳卒中の三大生活習慣病となっています。
<健康診断を受けましょう>
不健康な生活習慣により内臓脂肪が過剰に増加し、それに加えて高血圧・糖尿病・脂質異常症の危険因子を複数合わせ持った状態をメタボリックシンドロームと言います。メタボリックシンドロームは動脈硬化を起こし、脳卒中や心臓病などの生活習慣病を発症しやすくします。危険因子が3~4個ある方は危険因子のない方に比べ発症のリスクは35.8倍に増加します。がんの中には生活習慣が大きく関わっているものも多くあります。健康診断を受け、これまでの生活習慣を見直す機会にしてみてはどうでしょうか。
<がん検診を受けましょう>
熊本県のがんによる死亡原因(H18年)は男性1位肺がん・2位肝がん・3位胃がん、女性1位肺がん・2位胃がん・3位結腸がんとなっています。そして熊本県は子宮がんの死亡率が全国で1位となっています。死亡原因1位のがんで死亡する方は全体の30%を占めています。生活習慣の見直しと早期発見・早期治療の為に定期的に検診を受けましょう。
健康診断を受けたら説明会に参加し生活習慣の改善に努めましょう。
そして要精密検査・紹介状が入っていた方は必ず病院で精密検査を受け経過をみましょう。
(資料提供:JA熊本厚生連)