よくあるご質問~ミルク編~

見る・知る・学ぶ

新生児は牛乳を飲んではいけないの?

新生児は牛乳を飲んではいけないの?

厚生労働省では「授乳・離乳の支援ガイド」で、満1歳になるまでは牛乳は調理用としての使用は認めていますが、飲用はすすめていません。赤ちゃんは、体の消化吸収能力が十分に育っていないので、生まれて1年以降に他の食品とともに、少しずつ牛乳を慣らして飲ませる事が必要なのです。成長には個人差もありますので、心配なときはお医者さんに相談して下さい。

牛乳はどうして白いの?

牛乳はどうして白いの?

牛乳の白色は微妙に黄色みがかった乳白色です。この色には牛乳の成分と、それらの状態が深く関わっています。牛乳の成分は、水分が約88%、乳糖が約5%、たんぱく質と脂肪がそれぞれ約3~4%ずつとなっています。このうちたんぱく質と脂肪が牛乳の色をつくり出しているのです。牛乳のたんぱく質は、カゼイン、アルブミン、グロブリンからなっています。大部分はカゼインですが、これはカルシウムと結合してカゼインカルシウムとなり、さらにいくつかの成分と結びついて小さな粒子として存在しています。

また脂肪は、ホモゲナイズによって均一化されていますから、ごく細かい脂肪球となって存在しています。これらの微粒子は、牛乳の中の水分中に均等に散らばっています。その濃度は、牛乳1mlあたり、微粒子が約10数兆個含まれています。この無数の微粒子ひとつひとつに、光が乱反射するため、牛乳は不透明な乳白色に見えるのです。また、黄色みは牛乳の脂肪球に含まれているカロテンです。牛が食べる生草にカロテンがたくさん含まれているときは、より黄色みがかって見えます。

牛乳を温めると膜ができるのはなぜ?

牛乳を温めると膜ができるのはなぜ?

ホットミルクの表面にできる膜を、飲みにくい、舌ざわりが悪い、といって嫌がる人は少なくないようです。この薄い膜、牛乳を40℃以上に熱するとできるものなのです。牛乳を熱すると、空気に触れている表面の部分は、どんどん水分が蒸発しますから、成分が濃縮されていきます。するとたんぱく質を主体にして、乳糖や脂肪を包み込んで凝固し、皮膜ができるのです。これをラムスデン現象といいます。この膜は、水分を除くと20~25%がたんぱく質、70%が脂肪ですから、もちろんそのまま食べられます。豆乳からつくる湯葉もこうしてつくられます。この膜ができるのを防ぎたいときは、かき混ぜながら熱するか、電子レンジで短時間のうちに加熱するとよいでしょう。

「母乳」と「牛乳」の違いは??

母乳は牛乳に比べ、炭水化物(乳糖)が1.5倍と多いのに対して、たんぱく質やカルシウムなどのミネラルが約1/3と少ないことが分かります。たんぱく質やミネラルが少ないのは、人は牛より成長速度が遅いからです。

一方、母乳に含まれる炭水化物(乳糖)の量は、哺乳動物の中で最も高い値を示しています。このことにより母乳は牛乳より甘味が強いと思われがちですが、実際にはそれほど甘味を感じません。人は体の成長速度の割合に対し、脳の発達速度がとても早いのです。脳や神経の発育には糖質が分解されてできるガラクトースが欠かせないといわれ、母乳には炭水化物(乳糖)がたくさん含まれているのも、生命の神秘といえるでしょう。他の成分についても、量的な違いだけでなく、質的な違いもあります。例えば、たんぱく質の場合、牛乳はカゼインが約80%と多く含まれ、残りがホエー(乳清)たんぱく質です。母乳の場合はアルブミンなどのホエーたんぱく質を約50%含んでいます。

牛乳・母乳の組成比較

出典:J-milk 中央酪農会議

このページの先頭へ